「隣人X」(パリュスあや子)講談社
朝日新聞の書評委員をやってる押切もえが昨年末の「今年の3点」で選んでいたので読んでみました。(他に選んでたのは「シンプルなクローゼットが地球を救う」「百年と一日」)
これは良い。デビュー作らしいけど洗練されてます。
SFなんですが、SFだと粗探しをしたくなる人もいるだろうけどかなり説得力があります。
著者はフランス在住らしい。なのに格差や差別、メディアリンチなど盛りだくさんで現代の日本が抱えている問題がよく見えてます。
女性3人が主役なので、女性に特にオススメです。
それにしても情報量の多い帯。