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雪子 a.k.a.の感想 2025-03-02

渋谷で『雪子 a.k.a.』を観てきた。
面白かった〜!
なんか、めちゃくちゃ個人主義的かつ自己啓発的な内容だった。

主人公の雪子は、29歳の小学校教員。趣味でラップをやっている。

雪子は仕事も趣味も恋愛も自信がなくて不安でいっぱいで、その不安を抱えてどう生きていくか、というのがこの映画のテーマだ。

作品が示した答えは、他者への自己開示だった。

同僚に不安を打ち明けることで、自分が思っているよりも教員としてやれていることに気づいた。
MCバトルでは、不安をさらけ出すことで、初めて刺さるラップができた。
不登校児童とその保護者にも、自分の不安を伝えることで、相手の気持ちを引き出すことができた。

とくにグッと来たのは、池田良が演じる、不登校児童の父親とのやりとりだ。
雪子は、自分のクラスの不登校児童の家を毎週訪ねている。
はじめは、父親は放任主義で、不登校の息子を気にしていないように見えたし、雪子が毎週訪ねてくることにも否定的に見えた。
でも実際には、子どものために解決策を探し、不登校の解決法を求めて本を読み漁るほど悩んでいた。
また、不器用だけど嘘のない雪子を認めていて、最後には「雪子が担任で良かった」とまで言ってくれた。
雪子がちゃんと対話したからこそ、引き出せた気持ちだ。

自分自身の良さはもともとあって、それに気づけていない。
他者と比較すると、良さに気づけなくなってしまう。
自分の気持ちを伝えることで、相手の気持ちを知ることができ、さらに自分の良さにも気付ける。

あと、長崎でのMCバトルのシーン、良かった。「不安なままでも生きていけるよ」ってリリック、刺さったな〜。

そういえば、先輩教員の大迫先生と、雪子のクラスの児童、『サユリ』では親子役だったな。ふたりともひどい死に方をしていたけど。


映画の後、大好きなCafe Habana TOKYOのキューバサンドを食べた。
キューバリブレも飲んだ。

味もボリュームも最高なキューバサンドが1500円で食べられる。最高。


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