#42「教育」南アフリカ人の生の声
どれだけ成績が悪くても、どれだけお金がなくても、ちゃんとした教育を受けれる日本と言う素晴らしい国に生まれたことを感謝している。
今私は南アフリカ共和国のランドスケープデザイナーの元でインターンをしている。現在インターンを始めてから4ヶ月経過した。
その中で日々、色んな人たちと関わって仕事している。
前提として、この南アフリカと言う国は1994年までアパルトヘイトという白人と黒人という肌の色だけで差別する最悪の政策があった。
差別はほとんどないが、その名残で、格差みたいなものは現在も目に見えてある。
例えば、肉体労働のような仕事は100%黒人である。
それを指示しているのが白人。
日本で暮らしている時はそんなことには一切関心を持たなかったのだが、実際目の当たりにしてみると、考えさせられることがある。
私は最近石工事をエリックという同僚と行っていて、いろんな話をする。お互いの国の話や、私が最近作っている動画の話、インスタの話、エリックが通っていた教会の話などなど。
その中で、教育に関する話もでる。
この国の教育は日本で言う高校生まではみんな行けるみたいだ。
ただ、途中で止めるのも自由、また、何歳からでも復学できるみたい。
で、エリックはどうやったのか、と聞いてみたのだが、最終学年になる3つ前の学年の時に学校やめたと言っていた。
冗談好きの彼のことだからまた理由を冗談っぽくいってくるのかと思っていたのだが、その理由が、
母親を殺されたと、
昔政府が、囚人達を理由があって解放したタイミングがあったと、
そしてその囚人に殺されたって、
だから政府のことは嫌いなんだと。
なんなんそれって、きつすぎる。
なにもいってあげられなかった。
その理由で、兄弟もいたから自分が働かないといけなかったとのこと。
こんな映画でしか今まで聞いたことなかった話がここ南アフリカには本当に実在している。
しかも私が一人に聞いて、その内容だったのだから、他にももっと過酷な状況の人たちも沢山いる。
勉強したくても勉強できない人が沢山いる。
だらだらネットサーフィンをしているそこのあなた、
今すぐ何か自分の将来のためになることを勉強しよう。
その時間もったいないで!
私もいまこの文章を書きながら、書き終わったら勉強すると心に決めた。
以上になります。
今回のnoteは結構重い内容なので書くか迷いましたが、
今世界が大変な状況で、いろんな予定が中止や、延期になったりしています。ただ、世界には、コロナなんかよりもっと厳しい経験をしている人が沢山います。不満を言うのは今すぐやめて、今置かれている状況、に感謝して生活してみませんか。
日本人に生まれて、普通に教育を受けれて、ここまできているのはとても幸せなことだと思います。
自分によくしてくれた人にはちゃんと感謝の言葉を伝える。
ご飯を毎日お腹いっぱいたべられること、
お布団で寝れること、
家族、友達と電話で話せること、
普段生活していたら当たり前だから忘れてしまう。
当たり前がどれだけ贅沢かってことを再認識してみてください。
大事な友達に「いつも有難うな」って一文ライン送るだけでもいいかも。
この文を読んで少しでもなにか感じてくれたら嬉しいです。
fin...