【2つのポイント!】受講生の集中を持続させる授業づくり!
谷本英彰と申します。
普段、大学で保健体育の教員養成に携わっているので『授業づくり』についてものすごく関心があって、自身の授業の振り返りも毎時間やっています。
授業をやっていて、いつも難しく感じるのが受講生の集中を持続させることです。
前職が小学校教員だったので、その頃も子ども達の集中を持続するために、あの手この手で授業をつくっていました。
「静かにして、前を向いて!」「はい!背伸びしてー!一回リフレッシュしようかー」などは、その場しのぎのかりそめ手法であるため「授業づくり」の段階で、ポイントを押さえておくことが大切だと思っています。
ここでは、私が実践してきて、比較的有効だったと感じる方法を2つ紹介します。
活動内容を切り替える
子どもに限らず、大人でさえも、集中を持続させるのはとても難しいですよね。特にそれが別に好きでもないことであったら余計に集中は続きません。
なので、集中しなければいけない1つの活動の時間を短くします。
そのために、活動内容を短時間で切り替えます。
活動内容とは、、
聞く:先生の話を聞くなど
書く(考える):プリントに自分の考えなどを記入するなど
話す:自分たちの意見を伝え合う
本を音読する など
動く:体を動かす、動いて何かを探す など
この4つです。
これらの活動を授業の目標に合わせて1つ5~10分程度で織り交ぜていきます。
この4つをすべて織り交ぜるのではなく、聞く→書く→聞く・・のような形になっても構いません。
1つの活動の時間を短くするのがポイントです。
ゴールを設定する
授業のゴール(目標)を設定する、つまり受講生がこの授業を通して、何を身につければよいのか?を明らかにしておくことは当然のことで、授業計画、学習指導案、シラバスなどに必ず記載していると思います。
ここでお伝えしたいゴールは、それとは異なるもので、授業の要所でスモールステップのような形で目標を明確に提示することです。
何ができるようになったら、何を理解出来たら、この授業(活動)を終えていいのか?
それを常に明確にしておきます。
授業は、その科目に関わる学習を、一定の時間(小学校~高校なら45分や50分、大学なら90分)実施するのではなく、一定の目標に向かって活動するものです。
極端な話、授業で設定した目標を1分でクリアできたら、のこりの44分(49分、大学なら89分)、その受講生を拘束しておく必要はありません。
適切な目標を設定し、その目標の達成基準やその目標に到達するまでに実施しなければいけないことなどを明確にし、受講生が学習へ主体的に関われるように工夫することが大切です。
これからも、受講生が学習へ主体的に関われるように、授業づくりを頑張っていきます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。