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久しぶりに使い捨てカメラを持って旅に出た話
デジタルカメラやスマートフォンのカメラに変わるまで、主流だった使い捨てカメラ。
20年前は使い捨てカメラを持って必ず出かけ、自分や友人、景色などを撮っていた。
それで先日思い立った。
「そうだ!久しぶりに使い捨てカメラを持って旅に出よう」
そして娘と使い捨てカメラを持って旅に出る事にした。
行き先は宮城県大崎市の鳴子温泉。
購入したカメラは使い捨てカメラの元祖、富士フィルムの「写るんです」だ。昔は千円くらいで購入出来たはずだが、量販店で買うと当時の2倍くらいの価格になっていた。
枚数は24枚。二つ購入すれば十分だな、結構枚数あるなぁと思ったのだけと、スマホで撮る感覚で撮っているとあっという間に48枚は無くなった。しかも現像するまでどう撮れたのか?写っているのか?分からない、昔は当たり前だったはずのドキドキ感を思い出し嬉しくなった。
それは、その場で写真を確認出来る現代の撮影に慣れ過ぎて忘れていた感覚だ。
数日後、現像した48枚の写真。ワクワクしながら娘と確認してみた。
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何を撮ったのか、何を撮りたかったのか?その時の自分に聞きたくなるような謎な写真さえ楽しい使い捨てカメラの現像。
初めて使い捨てカメラを使った娘に現像した写真の感想を聞くと一言。
「エモい」
もしかして、私たちが20年前撮ってた写真ってエモかったのか?私たちってエモかったんだ。というか、エモいでまとめられる私たちの過去ってすでに「レトロ」な過去の産物なのかもしれない。
嬉しいようで時代の急激な移り変わりを実感したが、すぐに確認出来る今より、手間暇かけたアナログを楽しむ事はなんだか贅沢だし味がある。使い捨てカメラのお陰でいつも以上に充実した旅行になった。
(MacBook)