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守破離
息子よ、この自由さをいつまでも持ち続けて下さい。
学びは、時として想像力を奪ってしまうのではないかと考えたりもするけれど、学ぶことによって、そこから抜け出そうとする精神が生まれることを願う。
自由を語るために制約が必要だし、広さを定義するために狭さが必要なように、物事は関係性によって成り立っている。
物事の対極にある要素にも目を向けていつまでも成長し続けてほしいし、ぼく自身もそうありたいと思う。
守破離
・守・・・教えを守り私意をさしはさむことなく、ひたすら基本を身につける段階である。書道の楷書にあたるもので、一点一画をゆるがせにしない心配りが大切である。
・破(は)・・・守の殻を破り躍進する時代である。いままでの教えを基礎とし、中核として、自己の知能や個性を発揮して次第に自己の剣道を創造する時代で書道の行書にあたる領域である。
・離(り・・・孔子の七十にして矩(のり)を超えずの境地であり、あらゆる修行の結果我が思いのままに行動して、いささかも規矩にはずれることなく、一つの形や流儀流派にとらわれることもなく、自由闊達に自己の剣風を発揮できる時代である。
いまは守の段階で基本を学ぶ段階なのはわかってはいても、自由に絵を描く息子は本当に楽しそうだ。
楽しさを大切にしたいからこそ、どうやって守を楽しく伝えていけるのかは、こちらの問題なので、伝え方について日々考える父であった。
伝統を大切にしながら、伝統をつくれる人に。
そんな事を考えながら、息子の描く絵を眺めているのでした。
公には出来ないけれど、ここだけで書くことが出来る情報も含めて、皆さんに共有出来ればと考えています。 建築業界の凝り固まった環境を見直しながら、新しい働き方や、経営方法、ブランディングについて綴っていきます。