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「家」と「庭」を考えることは「家庭」を考えること。
住宅を設計する際には、
家と庭での居心地を同時に考えることが大切です。
内と外
それをつなぐ間
空や光、そして自然環境
設計者として基本的なことだと思います。
しかし、住宅業者さんによりけりではありますな、
家づくりを進める際に、
落とし穴になりがちなのは図面だと思います。
間取り図は、二次元の図。
生活する上では、立体的な三次元や体感で過ごすはずです。
しかし図面は、建築業者にとっては切っても切り離せない必要な物。しかしそこには、大きさを示す畳数や、使い方を限定する室名が記載されている。
家づくりを進める住まい手の多くは、
この間取り図を見て判断を委ねられる事になる。
使い勝手や家事動線、家の形や大きさなどなど...
これは、初めて購入する住まい手にとってはとても酷な選択だと感じます。実際の住み心地や暮らしは、体感することで初めて実感につながります。
家は、もっと自由で、わがままでも良いと思います。
例えば、うちの家は、子ども部屋はないんです。その代わりに、家全体が図書館の様で、静かに読み書きできるスペースもあります。四季を感じる庭にでてリフレッシュしたりできます。室内だけでなく、外での生活も楽しんでいる、家族それぞれが程よい距離感で過ごせるそんな家です。のような...
周辺の立地環境にも大きく左右されるので、一概には言えないですが、家づくりにおける業務効率化を重視するあまり、住宅会社によっては、知らず知らずのうちに型にはめられてしまいます。
まずは、家と庭を考えること。
そして、しっかり暮らし心地を伝えて下さる設計者と家づくりをすること。
良い家、良い家庭づくりをする方程式のようなものだと感じます。
そんなことを考えながらより一層、
日本の街や地域に還元していきます。