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鹿児島市役所中庭で行われている「ナイスハートカフェ」に行ってきました

内容としては、南日本新聞の記事の通り。福祉団体によるカフェが、市役所の中庭にオープンしたと。そうして私も、用事のついでに寄って、就労支援・福祉作業所の「みなよし」さんの作るハムカツサンド、300円を買って食べたという話なのですが。

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トマトとピクルス的なもの(ザワークラウト?)の酸味がおいしかった。

ここでいう福祉団体とは

身体や精神に障がいのある方で、一般就労(一般的な仕事・最低賃金などが適用される)は難しいものの、ある程度の仕事ができる・したい、という方を対象に、「作業所」と呼ばれる施設があります。そこでは、様々な仕事(「作業」と呼ばれることもあります)を行う人がいます。仕事の中身は、農産物の仕分けや、ハーバリウムを作ったり、医療施設の衣類・シーツのクリーニングだったり、まさに農作業であったり、カフェを運営していたり、居酒屋さんや飲食店のメニューやチラシを作って印刷したり、ホームページのデザイン・管理・運営が行われていたり、本当に様々な仕事が行われています。

そうした仕事により作られたものが、私たちがよく行くスーパーなどでも販売されていたりします。

ところが、そのような仕事は、必ずしも、安定的にあるわけでもなく、それはもちろん一般的な仕事でもそうだろうとは思うのですが、障がいがあって一般的な仕事を行うことが難しい人にも、仕事をする喜びや意義を感じてほしい、そして、願わくば、将来の一般就労を目指してほしい、ということで、多くの作業所は営まれています(ここでは、作業所を含む福祉行政とその問題については詳しくは触れません)。

仕事(作業)による売り上げの一部(収益)は、仕事を行う人へ給料(工賃)という形で支払われます。

つまり、私が買ったハムカツサンドの300円の一部が、仕事(作業)を行う方への賃金として支払われるわけです。

こういうことをすることを偽善と呼ぶ人もおられると思います。でもね、

私もいつ障がいを持つかわからない

のです。私が障がいを持ったとして、一般的な賃金を得られる仕事ができなくなってしまったとして、それでも、自分が社会に必要とされている実感を持ちたい、そのために仕事をしたい、と思った時に、それが例えば「1時間で10円の仕事」だとしたら、働きたいと思うでしょうか?

私は働くことができないと思う。
だから、私は、今、作業所で仕事をしている人たちに、少しでもお金が行ってほしいと思う。将来の、そうなるかもしれない、自分のために。

そんなことはともかく、ハムカツサンドはおいしかった。
少しでも多くの方に知っていただきたく、買っていただきたく、今日のNoteとさせていただきました。ご清聴ありがとうございます。

ナイスハートカフェの予定などはこちらの鹿児島市のページから見ることができます。
http://www.city.kagoshima.lg.jp/kenkofukushi/fukushi/syofuku/kenko/fukushi/shogai/shuro/heart.html


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