withコロナのマーケティング~オウンドメディア運用のススメ~
こんにちは。co-stepの谷合と申します。
コロナにおける緊急事態宣言のなか、企業は対策の一環として投資活動をおさえているかと思います。
その中でもマーケティング分野における宣伝広告費については売上にもダメージを与えるため、本当に削減していいのか?と頭を悩ませている担当の方も多いのではないでしょうか。
今回は、今後も続いていくwithコロナ(afterコロナ)下のマーケティング手法としてオウンドメディア運用についてお話ししたいと思います。
コロナがもたらすマーケティングへの影響は?
株式会社Grillが行った調査によると、6割以上の企業が広告宣伝費が減少したと回答しています。
出典:株式会社Grill 「グッテレ緊急調査 2020年4月編 新型コロナウイルスの影響を受けた企業の広告宣伝活動の動向」
また、減少したと回答した企業にどの程度減少したかと質問したところ、半減以上と回答した企業は85%にも上りました。
出典:株式会社Grill 「グッテレ緊急調査 2020年4月編 新型コロナウイルスの影響を受けた企業の広告宣伝活動の動向」
広告宣伝費は売り上げに貢献する重要な施策であり、広告を減らす事は直接的に売り上げを減らす事にもつながってきます。
様々な事情を勘案する必要はありますが、このタイミングでマーケティングへの投資を抑えることはまさに諸刃の剣なのです。
インターネット・SNSが情報ソースとして高価値に
株式会社第一生命経済研究所の調査「新型コロナウイルスによる生活と意識の絵変化に関する調査」によると、コロナの影響でテレビやインターネットを見ることが増えたと回答した人が4割以上となりました。
またインターネットショッピングや通信販売の利用が増えたと回答した人は約2割で、オフラインからオンラインへ購買行動が変化していることが分かります。
出典:株式会社第一生命経済研究所 「「緊急事態宣言」発令直前に聞いた新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関する調査」
オンライン購買の新規ユーザが増えていることが想定されるため、マーケティングとしてはよりインターネット領域へ注力することも重要となってきます。
別のデータも見てみましょう。
株式会社オースタンスと株式会社博報堂がアクティブシニア(60歳以上)を対象に行った共同調査によると、アクティブシニアの8割以上がコロナについてインターネットで情報を収集していることが分かります。これはテレビの93.3%に次いだ数字となっており、シニア層もよりデジタル行動を加速させていることが分かります。
出典:株式会社オースタンス 「新型コロナウイルスに対する「アクティブシニア」意識共同調査」
またコロナがきっかけで増えた行動の3番目にSNSの閲覧が入ってきており、これまでの若者層⇒SNS、ミドル層⇒Web、シニア層⇒テレビという、施策の壁も、もはや失われつつあります。
出典:株式会社オースタンス 「新型コロナウイルスに対する「アクティブシニア」意識共同調査」
マーケティング施策も「掛け捨て型」ではなく、「貯蓄型」の施策へ
テレビCMやWeb広告等の施策は、商品・サービスの認知度を高めるためにとても重要です。「掛け捨て型」の施策と呼んでいますが、投資した分のリターンがあり、且つ費用対効果として分かりやすいです。
一方で、お金をかけることを止めたとたん、効果が止まるリスクも持っています。まさに今のコロナのような状況で、頭を悩ます要因になるモノです。
逆に一度投資をすることで中長期的に効果を生んでいく施策を「貯蓄型」の施策と呼んでいます。例として、オウンドメディアなど一度記事を作ると、ウェブ上に資産として残り続け、上質なコンテンツにできれば、常に検索上位表示を獲得でき、ユーザの認知を獲得できるモノとなります。
しかし、「掛け捨て型」と違い瞬間的に効果が出ないこと、常に改善が必要になってくることから、投資や継続判断が難しいことがリスクとして挙げられます。
オウンドメディア運用のススメ
これからのマーケティング施策としてこの「貯蓄型」施策であるオウンドメディア運用を始めてはいかがでしょうか?
今までのおさらいも含め、オウンドメディア運用をおすすめする理由は以下の3点です。
①外的環境変化で、広告に頼れない時の備え
コロナによる緊急事態宣言によって、外出や人との接触が制限されました。
これまでのようなイベントなどのオフライン施策が打てなくなくなることは誰も予想できなかったことだと思います。
仮に広告のような掛け捨て施策への投資を止めても、集客効果を生み続ける「資産化」された施策を講じて置くことで、この状況下でも会社としてダイナミックな判断ができる余地が出てきます。
➁増加するインターネット利用者の受け皿になる
これまで以上に、情報収集においてはデジタル領域を利用するシーンが増えてきています。
若者層は情報をGoogleやYahoo!のような検索エンジンではなくSNSで収集するといわれていますが、オウンドメディアによる記事コンテンツはシェアのしやすさ、読みやすさの観点からもこのSNSと非常に相性の良い施策になります。
③企業目線ではなく相手目線で語れる
「貯蓄型」の施策はコーポレートサイトで十分では?と思っている人もいるかもしれません。サービスの内容や事例、企業情報など、会社を表現する情報が充足したサイトは非常に重要です。
しかし一度自身のサイトを見返してみてください。サイトの情報・コンテンツが「相手が知りたい事」ではなく「あなたが伝えたい事」になっていませんか?そうであればコーポレートサイトを訪れるのは会社名やサービス名を検索する人(既に認知してくれている人)です。
それと比較して、オウンドメディアに訪れてくれるのは悩みや課題、興味を検索する人になります。
さらに、ことSEOという領域に関しては絶大な効果を発揮するのですが、これは別の記事でご紹介したいと思います。
オウンドメディア運用サービスを始めた理由
co-stepではこの「貯蓄型」施策の一つであるオウンドメディア運用を支援するサービスを立ち上げました。
上場企業のマーケティング/クリエイティブ支援を行っていく中で、以下の観点から、オウンドメディア運用をやりたいけど一歩踏み出せないとご相談いただく機会が多いからです。
■ 費用対効果の説明やKPIの設定が難しい
■ 記事コンテンツだけではなくSNS、動画、広告などと連動して企画
したいがノウハウがない
■ 他のマーケティング施策もあり、忙しくて手が回らない。
■ 記事ライティングを外注しても、それを評価、ディレクションできない
co-stepのメンバーの2/3は「ディレクター」です。
創業以来より、各案件を1人のディレクターが担当し、メディア、マーケティング、クリエイティブの3つの領域全てを一気通貫して企画や設計、施策立案、実行、改善までを提供してきました。
この3分野を横断し、必要な手を打てる。またパートナーであるライターやカメラマンなどとも連携しながらスピーディーにオウンドメディアに関わる業務全てを請け負えるディレクターがいること、さらにこのようなディレクターを育成できるノウハウがあるco-stepだからこそ、提供できる価値だと思っています。
オウンドメディア運用サービス詳細
co-stepのオウンドメディア運用サービスでは、オウンドメディアの企画から運用改善までのすべてをワンストップで提供しています。
とりあえずメディア持ってて記事書いてるけど場当たりになってて戦略描けてない。けど忙しくて手が回らない方。まるっとやってくれる会社を探している方、是非一度お気軽に相談してください!
co-stepとは「感動への一歩目を共につくりつづける会社」です。
スポーツ・将棋の聖地、千駄ヶ谷に本社を構えるスタートアップ。創業以来、出資ゼロ・黒字経営を続けることでビジネスの本質を追求し、会社を働くすべてのスタッフのキャリア実験室と置く。マーケティング/クリエイティブ事業、spoit事業を通して「進路を共に一歩踏み出すキッカケを」というビジョンの実現を目指します。