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金子みすゞの世界『學校へゆくみち』
2024年7月27日(土)みすゞが詩に書いた道を歩いてきました。
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炎天下で、外を歩いてる人なんて一人もいないwww
少しでも涼しいうちにと、みすゞのお家がやっていた本屋のところを7時半には出発したのですが、そりゃそうですよね。
たまに通り過ぎる車の運転手が皆「マジか、だいじょぶか!」とガン見してくる。
ヒッチハイクしたくなるけど、時間を計ってるのだから、そういうわけにもいかない。
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ハァ、ハァ…半分くらいは来たのだろうか…
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やっと見えてきましたよ!!!
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当時の校門が残っていて、『空の鯉』の詩碑が建っています。
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実はこの詩、あんまり好きではありませんでした。
なんだか身の丈をわきまえろと言われてるようで…説教くさいなぁと。
でもね、みすゞは自分に言っていたのだと、今は分る気がしています。
結婚、出産で身動きとれないうえに、弟に引っ掻き回されていた。
弟は、みすゞの夫に本屋を継がせるのが癪だったのか、意地で自分が継ごうとして…
みすゞは詩を書くどころではない状況の中で、ライバルに抜かれていく…
焼けるような焦りは痛いほど分かる。
私も、予期せぬ妊娠で1年産休したから。
無名の俳優が1年休んだら、ギョーカイからは忘れ去られる。
果たして復帰できるのか、感覚が鈍ってしまうのではないだろうか、オーディションを受けることすらできない日々だった。
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帰り道で、鳳凰さまがお出ましになった。
私を歓迎してくれてるのかと思ったのだが…
この時、いつもお世話になっているガイドの息子さんが急逝されていたと、3時間後に知ることになるとは思いもしなかった。
鳳凰さまは、息子さんをお迎えにいらしてたのですね。
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地図は汗でシワシワ。
行ったら…そう、帰ってこなければならないのです。
行き道でも、大きい道路を渡る時、タクシー通ってないかチェックしてたけど、ぜーーーんぜんいなくて💦
道を分かっていてサクサク歩けば、40分ぐらいでしょうか。
途中で写真や動画を撮ったり、水分補給したりしてダラダラ歩いたので(っていうか、暑くてダラダラしか歩けない)1時間ぐらいかかってました。
帰りは翌日の下見を兼ねて、田屋の六地蔵のところを右に曲がりました。
みすゞが、結婚に反対する弟を「ちょっと話そう」と連れ出したと言う三上山は、たぶんそっちの方角だろうから。