金子みすゞの詩『夕顏』悪気はないという罪の残酷さ?その②
「さびしかないの?」なんて聞けます?
そんなこと聞くなよ!と思いませんか?
この《お星さま》まぁ何と無神経というか…
でも、悪気はないんですよね。
こういうことって、日常にいっぱいあって(私だけ?じゃないですよね)…
悪気はないだけに怒れないし、責めることもできない。
何ともモヤモヤします。
こういう事に気付かずにいられたら、どんなに楽かしれない。
でもみすゞって、気付いちゃう人だったろうと思うのです。
なんたって、見えないものを見ちゃう、一体どこに眼がついてるんだろう!!!という詩人ですから。
そして素直に「さびしい」と言えたら、いいのにね…
つい意地張って、強がって「別に」とか言っちゃうんですよね。
お星さまと夕顏のファンタジーになってますが…
金子みすゞって《人生の日常アルアル》を切り取る天才だなと思うのです。
みすゞ塾のこと
川越のお寺でやっている《みすゞ塾》、月曜日(3月27日)は境内でお花見野外学習でした。
そしたら何と…みすゞが命を絶った下関で記者をしていたという元朝日新聞の方に声をかけられました!!!
何と何と、暮れにやった発表会のゲストにお招きした下関の金子みすゞ研究家・木原豊美さんをご存知というではありませんか!!!
その元記者さん、A氏とします。
A氏は川越のご出身で、百丈という蕎麦屋の大女将さんとご一緒でした。幼馴染だそうです。
朝日新聞にモノ申す
百丈さんはいつも催しのチラシ・ポスターを快く引き受けて下さり、大変お世話になってます(深々)m(__)m
大女将が、フレーベル館にお勤めだったと、この時初めて知りました。
フレーベルは、金子みすゞ全集のJULA出版を2019年に吸収合併しました。
金子みすゞの権威とされている矢崎節夫氏は、著作権が切れているのに金子みすゞ著作保存会をJULA内に立ち上げ牛耳っています。
この時も、矢崎氏の話でもちきりでした。
矢崎氏を取り上げた朝日新聞は、矢崎氏の功罪と表裏一体のはず。
矢崎氏の説でしかない数々のことが、事実とされてしまっています。
そして同じ作品なのに、表記の違う詩が出回ってしまっています。
牛耳っているところが出している全集自体の表記が統一されてないんです。
さまざまな出版社から手頃な選集が、ごしゃごしゃ出てます。
どの全集を底本としたかで、もうしっちゃかめっちゃか。
本来なら、そうならないように詩人の言葉を守るのが、著作保存会の仕事なのではないでしょうか?
このぐちゃぐちゃの出版状況を正す責任の一端は、朝日新聞にもあるのではないでしょうか?
って、A氏に言いたかったけど、言えませんでしたwww
メディアの皆さんに声を大にして言いたい
権威の説を鵜呑みにせず、ファクトチェックをきっちりやって下さい!!!
みすゞの別れた夫は、一方的に悪者にされています。
元夫にも人権があり、ご縁に繋がる方々がいらっしゃるのですから。