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現代のしつけ
小さな子供と生活していると、一瞬一瞬の行動にヒヤッとしたり今の行動は注意しないといけないのではないのか?と子供の「しつけ」について常日頃悩む時がある。現代は親がしつけの担い手となり重たい責任がのしかかることも親の大きな不安の一つである。
そして更にまた、親同士でもそれぞれでしつけの仕方が違い接し方に戸惑うこともある。
そんな、混乱を少しでも解消するため、放送大学「現代の家庭教育」第10章を参考に記載をしたいと思う。
子供の家族構成や年齢、性別、兄弟の順位によって明らかに決定され、それを命令などで例えば「お兄ちゃんなんだから、しっかりしなさい」や「女の子だから我慢しなさい」といった地位的統計型のしつけである。これは親から子へと一方的に定式化された地位と役割の方を伝達するのである。
もう一方は、個人志向家族である。前者とは異なり、このコミュニケーションの特徴は、子供の個性や子供の自身の判断に訴えかける「パーソナル・アピール型」がしつけ様式の中心である。けんかをした子供を一方的にしかるのでは無く「どうしてけんかしたのか、理由を聞かせて?」や「なんでお友達は怒っていると思う?」と子供自身の説明を求めながらしつけを行うのである。
言語コード理論で知られるバーンスティン(Bernstein,B.1971)はこの前者を「見える統制」後者を「見えない統制」とした。
この統制は見える統制から見えない統制へ時代とともに移行してきたが、今の実際のしつけ場面では混在して用いられている。
これは親の心の中で、見える、見えないという相反するしつけがあり混乱するのは必然である。
そして、次第に「見える統制」と「見えない統制」のグループに親同士は分かれていくことになるのだ。
続いて、次回は今流行りの?今しつけで提言されている「見えない統制」について深堀りしていきたい。