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【丹後リビングラボメンバー紹介#08】合同会社tangobar

【丹後リビングラボメンバー紹介シリーズ】では、丹後リビングラボメンバーへのヒアリングをもとに、メンバーの魅力をたっぷりお届けします!

『合同会社tangobar』ってどんな会社?

メンバー紹介シリーズ第8回目は、
合同会社tangobarの関さんにお話をお伺いました。

ただの缶詰ではない、缶に入った一品料理

合同会社tangobarは主に地域の食材を使用した缶詰の企画、開発、販売や食育プログラムの提供をしています。

缶詰と聞くと「ツナ缶」や「コーン缶」のように料理の裏方に使うか、災害時などの非常食といったイメージが一般的です。
しかしtangobarの缶詰は企画の段階から製造方法、使用している食材やパッケージデザインまでこだわり抜いて作られており、普通の缶詰とは全く違います。

関さん:
私たちの作る缶詰は小ロットにこだわり1日300個を全て手詰めする、食材の表面はわざわざバーナーで炙るなど、もはや缶に入った一品料理です。
缶詰という概念を一変させ、少しラグジュアリーな「ごちそう缶詰」という新たなジャンルをつくっていきたいです。

またtangobarの缶詰と言えば、生産者の顔が見えるブランディングやパッケージのデザインが特徴です。
丹後の海の恵みを詰め込んだ缶詰シリーズにも、久美浜の牡蠣、宮津湾のタコ、京都の定置網で捕れた鰆など様々な事業者とコラボした商品がありますが、全て産地のストーリーがパッケージのデザインに込められています。

お酒といただく「ごちそう缶詰」

関さんは、「ごちそう缶詰」という概念を消費者に広めていくために、パッケージのデザインに加えてお酒とのペアリングという提案をしていくことも重要だと言います。

関さん:
今まで丹後の酒蔵やクラフトビールのブルワリー、ワイナリーにごちそう缶詰を置かせてもらったりと積極的にアプローチをしていますが、今後はペアリングのためのコラボ商品なども一緒に開発出来ればと考えています。

また、缶詰は入っているたれ含めバゲットとの相性も抜群。
関さんは、都市部の高級パン屋さんやバーなど販路も広げていこうともされています。
今後丹後の味を京都市内のパン屋さんで見かける、バーで食べられるといった日が来るのが楽しみです。

パンと缶詰

チャレンジしたいことは何ですか?

この質問の答えとして、缶詰に関することが返ってくるのではと勝手に予想をしていましたが、返ってきた答えは「ノンアルビールをつくりたい」でした。その理由には、管理栄養士の資格を持つ関さんならではの視点がありました。

関さん:
元々お酒が好きなのですが、お酒について、健康との関係が最近どのように考えられているのか改めて調べてみたところ、がんリスクを向上させるなど、体に与える良い影響よりも、負の側面が多い事が分かってきました。
ただお酒は大好きで飲みたいといった方の選択肢としてノンアルコールビールがあります。しかし、日本で一般的に販売されているノンアルビールはどれも本物のビールと比べると美味しくないものばかりです。

かつて飲んだドイツやスコットランドのノンアルビールは本物との区別が出来ないくらい美味しかったそう。世界のノンアルビールは進化しているんですね。
また、世界にはスポーツ後に飲むノンアルビールというコンセプトで、スポーツ後の疲労回復につながる成分を加えたノンアルビールもあるそうです。

関さん:
地元のホップを使用した美味しいノンアルビールを作りたい!という想いで、与謝野町にある(株)ローカルフラッグでホップを譲り受けてプロトタイプを作ってみたりもしましたが、納得のいく味は出来ませんでした。
また1社だけでは難しく、ビール醸造のためには連携できる事業者も必要だと気付かされました。

こんな人に出会いたい!!

ノンアルビール醸造において連携できる事業者さまや、ごちそう缶詰を店舗で置きたいという事業者さま

まだまだノンアルビールの完成までは課題があるそうですが、毎回面白いアイデア商品を考えて実現のため果敢に挑戦するtangobarさん。
今回もヒアリングを通して新たなアイデアや挑戦を知ることが出来ました。

美味しいノンアルビールとごちそう缶詰のペアリングが出来る日を楽しみに、丹後リビングラボとしても応援しています!

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Writer:丹後リビングラボ 岸あやか

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