今の「わたし」にごきげんうかがい
2月です。
梅が咲いたり、さんぽの途中でふきのとうを見つけたり、菜の花を食べたり、五感で「春」を感じようとする一方で、朝起きたら雪がふっていたり、ストーブ前から離れられなかったり、湯たんぽが欠かせない日々がつづいています。
行ったり来たりな季節にひっぱられて、身体もこころもゆらゆらするとき、わたしはどんな風にすごしているんだろう?
ふと気になって、あらためてリストアップしてみた。。。
今回はそんな物語です。
①ごきげんをうかがう
まずは、現状把握から!
「あの〜、今ちょっといいですか〜?」ってな感じで。
子どもに言うみたいに、やさしく、自分で自分に「ごきげんうかがい」します。
❑気分はどう?
❑どっか痛いとこない?
❑お腹すいてる?
❑食べたいものはなに?
❑なにが飲みたい?
❑今日やりたいことはなに?
❑今日やらなきゃいけないことある?
❑今日やりたくないことってなに?
もしかしたら、ごきげんナナメかもしれないので、控えめなアプローチが賢明です(笑)
②いうことをきいてあげる
あとは簡単!
ポイントは「やってあげる」こと!もうひとりの自分が、もうひとりの自分にやさしく接して、話を聞いたり、願いを叶えてあげる。
叶えてもらったほうの自分はうれしいし、やってあげたほうの自分は「なんだか余裕があって、そんな自分って素敵じゃないか!」ってうれしくなる(笑)
❍気分がいいなら、どんなことがあったのか聞いてあげて、一緒によろこぶ。
❍気分が悪いなら、どんなことがあったのか聞いてあげて、一緒に怒ったり泣いたりする。
❍痛いところがあれば手当して、ムリせず寝かせてあげる。
❍お腹がすいていれば、食べさせてあげる。
❍食べたいものを、食べたいときに食べさせてあげる。
❍飲みたいものも、飲みたいときに飲ませてあげる。
❍やりたいことがあれば、現時点で可能な限り、やらせてあげる。
❍やりたいことがないなら、何もしなくていいよとゆるしてあげる。
❍やらなきゃいけないことが今日できなくても、明日でいいよとゆるしてあげる。
❍やりたくないことはしない。なぜやりたくないのか聞いてあげる。
以上です。
なんだこれ?
簡単すぎて、書くまでもないんじゃなかろうか。。。
いや、簡単にできないときもあるだろうから書いておきます(笑)
③こどもの頃はどうだった?
そういえば、子どもの頃って、本能に忠実に、やりたいことしかしなかったですよね?
どうですか?
わたしは当時、ものすごく好き嫌いがハッキリしていて、イヤなことは叱られて泣いてもやらないし、嫌いなものはぜったい食べない。
好きなことしかしないし、好きなものなら毎日でも食べる。
自分で自分のごきげんをよくすることに、全力でとりくんでました!
「この子はこんな子だから、しかたないね」と、家族にあきらめてもらって、そのまんまをうけいれてもらってたんですね。
あの家族に生まれてよかった。
ほんとに恵まれていたと思います。
④大人になったら。。。
大人になるにしたがって、家族以外の人たち・友だち・社会のあれこれとつながりが広がっていきます。
これまでのように、「まわりの人ににあきらめてもらう」ばっかりでは通用しないことを経験しました。
摩擦がおきないように、したほうがいいことや、やらないといけないことを考えるようになって、
「本当はこうしたいけど、ガマンしよう。」
「やりたくないけど、みんなやってるし、そういうもんだよね。」
と自分に言い聞かせるようになっていったのです。
だから、ガマンせずに、やりたいことをやりたい放題している人(そう見える人)を見つけては、モヤモヤしたり、腹立たしく感じたり、「それってダメだよね?!」と、心のなかでジャッジしてました。
今ならわかります。。。
羨ましかったんです。
自分なりに気をつかいつつ、やりたいことをやって、楽しんでいたはずでした。
でも、根底にはこの「ガマン」があるので、またこの気持ちに戻ってしまう。なんだかつらかったなぁ。
⑤最近になって。。。
あることがキッカケで、30年近くやっていた仕事を早期退職。
しばらくしてから、田舎暮らしを始めて5年目をむかえました。
初めての畑しごとや、田んぼしごとを楽しみながら、自分とむきあう時間をたっぷりつくるようになりました。
そして見つけた「ごきげんうかがい」をこれからも大切にしたい。
ガマンせずに、すなおに、ゆるく。
どの「ごきげん」を選択するかは、自分次第だから、いろんなことと折り合いをつけつつ、
子どもの頃のように、自分のごきげんを自分でよくするために、全力でとりくむ!
そんな大人がいてもいいよね。