欲望の資本主義2022

脳内お花畑のマルクス経済学者・斎藤幸平の「資本主義には規制が必要だ」「革命を起こせ」といううわごとに、チェコで共産主義の悪夢を体験したセドラチェクが説得力のあるエピソードをまじえて「共産主義という選択肢はない」とぶった切っていく番組。

斎藤の本が50万部も売れる日本というのも、どうかしているよな。共有財産(コモン)を増やしていけばみんな平等で幸せに暮らせる、という斎藤の主張はちょっとヤマギシズム味があって、やばい。しかし個人の私有財産はみとめるともいっている。あいまいなこと。
あくまで脳内でつくった理想論だから、現実に適応することなどかんがえてはいないのだろう。

セドラチェクは20世紀にやった共産主義のテストはすべて失敗したじゃないか、という。誰でもそう考える。しかし斎藤は「ソ連のあれはわたしの考える共産主義じゃない。もっとべつのかたちがあるはずだ」という。日本共産党の言い分とほぼほぼ同じだ。「ソ連は間違ってる。中国も間違ってる。われわれは正しい共産主義を知ってる」みたいな。

ウソをつけ。人間が変わらない以上、共産主義は何度やっても失敗する。そして、20世紀も21世紀も、人間の本質は変わっていない。

この人はまた21世紀に共産主義の実験をして、たくさんの人を路頭に迷わせるつもりなのかね。


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