冷たい旨みで気分転換♪~かぶせ茶の氷出し~
まずは、さらっと日本茶(緑茶)の作り方、育て方をお伝えしたいと思います。
日本のお茶の大半は緑茶です。
お茶の木から芽を摘んで、すぐに蒸すか炒るかの熱をかけて揉みます。
揉みながら、ゆっくり水分を抜いて針状にします。
揉むことで、お湯を注いだ時にお茶の芽の成分が出やすくなります。
さて、お茶の木から芽を摘む前、芽が少し伸びた時に覆いという日陰を作ると、うまみ成分の多いお茶を作ることができます。
覆いをしないお茶が露地煎茶。
覆いの期間の長い玉露や抹茶の、中くらいの覆い期間の煎茶をかぶせ茶と言います。
かぶせ茶は、覆いをしている分、露地煎茶よりうまみ成分が多くなります。
お茶のうまみ成分、アミノ酸の一種のテアニンには、リラックス効果があるんです。
と、前置きの説明が長くなってしまいましたが、今回ご紹介するのは「かぶせ茶の氷出し」です。
暑くてちょっと疲れ気味のこの季節。
冷たくてうまみのあるお茶で気分転換♪はいかがでしょうか。
作り方を説明します。
日本茶、紅茶、まなび合いの茶の間「種ノ箱」。 種ノ箱は、昭和三十年代に建てられた大阪玉造の木造長屋の中にある茶の間です。 四畳半のたたみと三畳ちょっとのキッチンがついた和室で、紅茶と日本茶のゆるいセミナーをやってます。