【寒露・霜降 2024】 宮澤 ロミさん ー ひろにぃのあの人に会いたい vol.4
タネニハ不動産は「自然の癒しと人の温もりをまちいっぱいに」をビジョンとするまちづくり会社です。ここでは、“まちづくりは仲間づくり”を合言葉に、一緒にまちづくりをしていく仲間を紹介していきます。
今回は、東久留米市中央町の六仙公園近くにある、天然・自家製酵母を使用
し、Taneniwa Farmの小麦を使った安心素材のパン屋さん「プチフール」の宮澤ロミさんをご紹介します。
Interview 004 ROMI MIYAZAWA
ひろにぃがロミさんにインタビューしてきました!
ー パン屋を始めたきっかけは何だったんですか?
もともとは、生協のワーカーズコレクティブ(共同出資・共同運営)で4 年間パン作りをしていました。休みの日も実験するくらいパン作りにのめり込んでしまい、自由にやりたくなったんです。
娘が保育園を休みがちになったことをきっかけに、自宅を改装してパン屋をオープンしました。1991 年9 月、同級生のお母さんの松田さんと二人で始めました。宣伝は何もしませんでしたが、朝お店を開けると1 時間で売り切れてしまい、また作って…の繰り返しで、たくさんの方に来ていただきまた。
当時、天然酵母のパンは業界的に認められていませんでしたが、今ではこだわりのある方々が「天然酵母じゃなきゃ」と言うほどになりました。
ー タネニハとの出会いは?
タネニハとのご縁は、先代の秋田会長が「これでパンを作ってほしい」と小麦を持ってきてくれたのがきっかけです。
ライ麦を植えさせてもらったり、小麦のことを教えてもらったり、まさに夢のような時間でした。私にとって会長は「小麦のお父さん」のような存在です。
ー ロミさんが声掛けをして始まった麦の収穫祭はどんなきっかけだったのですか?
当時、麦を作っても売れない、余ってしまうという現状があり、「農家としての思いを伝えていきたいよね」という話から始まりました。マルシェを開催するのは得意だったので、市役所の市民プラザなどでこじんまりと始めたんです。
ダメ元で六仙公園の使用を六仙公園管理者武蔵野の公園パートナーズさんにお願いしたところ、3回目から公園で開催できるようになりました。最初は30人くらいで始めたイベントが、回を重ねるごとに今では知り合いが知り合いを呼び、2,000人を超える来場者が集まる、約80店舗ものお店が出店するお祭りになりました。
ただ、人が増えた分、当初の目的である農家の思いを伝えることが薄れてきているように感じています。改めて土に触れる機会を通して、農家の思いを伝えるという目的を果たしていきたいですね。
ー 今後の展望はありますか?
次の世代の子どもたちに、「東久留米にはこんなに楽しい場所があるん
だ」と感じてもらえる場を作っていけたらいいですね。生きる上で大事なことを伝え、そうした環境を整えるのが私たちの役目かなと思っています。
六仙公園は広いので、アスレチックなんかももあったら良いですね~。
Editor’s Note
「人を繋ぐのが私の役目」と、さらっと仰っていたのが印象的なロミさん。まさに「まちづくりは仲間づくり」を体現する存在が、こんなに身近にいました。
まだまだ、これからも一緒に東久留米を盛り上げていけたら嬉しいです。谷くん、オーガニックマーケットも続けていくことが大事ですね!(荒川)
タネニハ不動産
Hironori Arakawa