いつもと違う机と高校の時の思い出
気分転換です。
Mac miniを導入してからMacBook Airを使ってませんでした。
普段はこんな感じ。
YouTubeでほぼほぼさらけ出してるのであまり目新しくもないですね。
全くもって不満はないのですが最近パソコンを開くとダラダラネットサーフィンしちゃって快適すぎて作業効率下がってるなって思ったのと、外出をしなくなってあまりにもMacBook Airを使ってなかったなってふと思ったのでいつもと違う机で違うデバイスでブログでも書いてみようかなと。
やっぱり視線が低くなるので首が痛くなるなー、とか思いましたがこのミニマルなデザインも捨てがたいもんです。
普段はA4の無印のルーズリーフにゲルインキボールペンで思ったことを書くのですが、こちらも最近使ってなかった万年筆とジークエンスで。
使っているものを変えると新しい発見もあるし思ったより気分転換になるしホント自分は安上がりな人間だなってしみじみ思います。
受験生の頃、予備校はあえて家の近くではなく松山市駅周辺にある大手に通わせてもらってました。
自分の行きたかった大学に一番合格者を出してる高校の近くの予備校に通えばそういった同じレベルの人たちの意識の中で勉強できると考えたからだったと思います。
それで電車で4駅(5駅だっけか)をほぼ毎日通ってて親がたまらず定期券を買ったんです。
高浜線、しかも4駅(5駅だったかも)のために定期券。
今考えたらホント私って甘やかされて過ごしてました。
まぁ毎日通えるとなればそりゃ本当に毎日自習室に籠るようになりました。
高校の授業は大嫌いでいつも詩を書いたり寝たり、なんならサボったりしてましたがやったらやっただけ点数として数字に表れる勉強は普通に好きだったんだと思います。
学校が終わったら電車に乗って映像学習教材が終わったら閉館ギリギリまで自習室にこもり、それで終電まではくるりんの下のスカイドームの机で勉強をして電車の中で単語帳を開く。
ご飯を食べるのを忘れてやってたのを思い出します。
まぁ終電の車内なのでたまに物凄く眠くてウトウトして単語帳が手につかない時もありました。
そんな時に1人の女性が通り過ぎました。
その人は違う高校に通っていた同じ中学校だった人でした。
中三のノリで。
いや卒業までに告白しようぜ、みたいなノリです。
好きな人いないし別にいいわって思ってたのに友達に「じゃあお前はあの子な!」と言われて告白ももちろんしなかったんですけどその日から卒業までその女性が気になって仕方ありませんでした。
不純なのか。これ不純なのか。誰が悪いわけでもないけど誰も幸せになってないぞ。
とかっていう中学校の時の甘い思い出の。
その女性が通り過ぎたんですよ。
うっわ。
周りにも当然その人にも変な顔をされてなかったので声は出てなかったんですけど驚きました。
同じ中学校なんですから同じ電車に乗っててもおかしくないんですよね。
でも不意打ちじゃん。
え、
どうしよう。
声をかけるとか。
かけるってどんなことよ。
喧嘩別れをしたわけじゃないけどさ。
ちょっと話すくらいの仲だったわけで話しかけたところで何にも始まらないし何にも進まない。
その気もない。
ふと左に目をやりました。
彼女は右から左に歩いていたので。
一つ隣の車両の対面、斜め左前に座っていました。
いましたが、その人は中学生の姿になっていました。
え、
懐かしい制服、っていやいやいや。
自分の目を疑いました。
いや、これ夢だろ。
夢でした。
変な鼻声の「衣山ぁ」ってアナウンスで起こされてちょっと小走りでさっむい冬の空の下に放り出されました。
なんだかどっと疲れたんですが不思議と体は重くありませんでした。
家に帰ってなんかモヤモヤしたあとラジオの音量を小さくしてお父さんから譲り受けた2世代くらい型落ちしたパソコンを開きました。
「なのめ」
確かそんなタイトルだったと思います。
さっき見た夢を元に伊予鉄5駅の中の少年の独白とちょっと不思議な体験をガーッと書いた短編。
それが初めて書いた小説だったと思います。
当時は見せる人もいなかったですし、大学に合格してパソコンを買ってもらったときに全部消えてしまいました。
だから今となっては読み返すことは出来ない。
それが僕の最初の短編小説です。
もちろんそのあとから今まで書いてきた小説にいろんなフレーズやアイデアが取り入れられてて、もし見つかったとしてもトムとジェリーのチーズみたいに穴だらけだとは思います。
いつもと違う机に向かってると変なことを思い出します。
ウイスキーでも飲んでノートと向き合おうっと。
それではまた。