色彩の調和:セザンヌの「サント・ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」
アーティゾン美術館で開催されていた「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」の展示作品の中から,セザンヌの《サント・ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》を取りあげて美術批評を書きたいと思います。
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ポール=セザンヌは,同時期に活躍していた印象派グループとは異なり,自然対象そのものや外界の光の移ろいを表現するのではな