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エンジニアになる為に必要な資質

・エンジニアになりたいっていうけれど、そんな甘いものじゃないのでしょうか?

・エンジニアになりたいと思ってProgateとかドットインストールを学んでますが、次に何をしたらいいでしょうか?

・エンジニアは稼げますか・・?

と最近、未経験からエンジニアを目指す方々から相談を受けているので、

エンジニアになるための素質、についてお話していきたいと思います。

エンジニアを志し、挫折してしまう人の特徴

・動機が明確でない

・教科書ベースの字面学習ばかりになっている

・教えてくれるのを待っている


動機が明確でない。

・コロナで先行きが不安で手に職をつけようと思って
・今の仕事の収入もそんなに上がらないので、手に職付けて収入を上げたい
・会社に出社せず、フリーランスで高給取りに成れるのはエンジニアだと聞いたから

というのが、未経験からエンジニアを目指す方の動機TOP3です。
ここから抽出すると

「手に職が付き」
「自由に働けて」
「給料が得られたらいいな」

というこの3つを実現する為の手段として、「エンジニア」を選んでいるのですが

これを満たすために、どれくらいの努力をするか覚悟が決まっていない方が多いなと思います。

全くゼロからPHPやRubyのバックエンドエンジニアになるための基礎勉強だけで、

少なくとも500時間、そこから自走するまでに約1000〜2000時間の勉強が必要だと言われています。

これだけの勉強時間を働きながら捻出出来るのか、そして続けられるのか・・・?

これからエンジニアを目指していて、この記事を読んでいる方は是非、この勉強時間がまず確保できるのか?

を考えた上で、始められると良いかと思います。


教科書ベースの字面学習ばかりになっている


駆け出しの頃にUdemyやProgateやドットインストールからプログラミングを始める方が大半かと思います。

その中で、要領よくプログラミングを学び、成長していく人とそうでない人がいます。

どうしてだろう・・?とどう理解しているのかを確認してみたところ


いや、実は、よくわかってないんですけど、答えがこう書いてあるので、コピペしているんだけなんです。


と驚きの回答が返ってきてきた事があります。


つまり、答えと同じ実行結果にする作業になってしまっているのです。


これじゃアカンです。。

教えてくれるのを待っている。


プログラミングを学び始めて間もない頃、とにかくワカラナイことだらけになります。

そんな時に、「〜〜〜がわかりません」と質問だけ投げて、答えを待つ人がいます。


人それぞれの学習スタイルがあるので、その姿勢の良し悪しは問いませんが、

未経験からエンジニアになった方は、例外なく、答えが出てくる間も自分で調べる・学習を継続しています。

こちらが答えを教えるころには、「あ、自分の考えと同じで安心しました!」と返ってきます。


未経験でプログラミングを学ぶライバルの中には、そうやって自分でゴリゴリと勉強する人がいて

そういう人たちと転職活動、案件獲得を競う事になると考えると、答えを待っている時間など無いのでないかな、と思います。

未経験からエンジニアになった人の特徴

・エンジニアになるという強い目的意識を持っている

・周囲の評判ではなく自分の基準で物事を判断している

・毎日コツコツ積み上げてる

それぞれ解説していきます

・エンジニアになるという強い目的意識を持っている

これは私が実際にアドバイスし、未経験からPHPエンジニアになった方の話です。

その方は、もともと福祉のお仕事をしていたけども、中々長く働くことができず、精神的にも病みがちでした。


周りからもダメなヤツと言われ、ショックで落ち込む事も度々あったそうです。

そんな自分を周囲に見返してやりたい、何が何でも自由に働けるスキルを身に着けたい!


という思いから、会社を一度辞め、プログラミングスクールに通い詰め、卒業後、再度、福祉の仕事に就職し

仕事が終わってから毎日4時間、土日は8時間欠かさずプログラミングを勉強していたそうです。


本業がある中で、どうしてそこまで時間をかけられたのですか?

と聞いてみたところ


「周囲を見返してやる」「これができなきゃ自分は死ぬんだ」という怒りのモチベーションがゆえですかね。


と答えていました。この方はなんだかんだで1年半ほどの独学期間を経てエンジニアへとデビューされています。


未経験からエンジニアへとデビューされた30代の女性の方のお話をしましょう。


この方は、会社を退職し、半年以内にエンジニアになると決めた後に


毎日、睡眠時間を含む全てのスケジュールを分単位でエクセルに記載

そして毎日そのスケジュール通りに日々をこなすという鬼の稼働管理を自分に課していました。


どうしてそこまで出来るんですか?と聞いてみたところ

「未経験から入るのって生半可じゃないと思ったので、、自分に出来る最大限のことはやりきって初めてスタートだと思うんです」

ということで、この方は宣言通り、学習開始から数ヶ月後に内定を貰い見事エンジニアへの転職を決めていらっしゃいました。

周囲の評判ではなく自分の基準で物事を判断している


「プログラミングスクールって高いんですが、実際どうですか?」

と聞かれることがよくあります。

で、プログラミングスクールに通ってエンジニアになった方に実際に聞いてみました。


「高いとは思いますけど・・・でも全体的に効率よく学ぶにはスクールに行ったほうが良いかな、と思い行きました、やっぱり行ってよかったですよ」


つまるところ、高いけど効果があるのか?、ではなく、自分が何を学びたいか?が決まっていてそれを達成するための手段としてプログラミングスクールを選んでいるのです。

えてしてそういう自分の軸で判断している人はなんだかんだで結果が出ているな、と思います。


毎日コツコツ積み上げてる


上述したエンジニアへの転職された方の時間の使い方を見ていただければ分かる通り

ほぼ毎日と言っていいほど、プログラミングに時間を割いています。


特に本業がある場合には、夜の飲み会等で時間が取れないことも多い中、ほぼ休まずに毎日遣り続けています。

これって割と凄いことで、、毎日同じ事を習慣としてやるのは、簡単なように見えて難しいです。


私の場合、大体3ヶ月程度で生活リズムが変わるので、その間に成果が出るような時間の使い方をしておかないと、三日坊主ならぬ3ヶ月坊主になってしまうので、短期集中でガッーっとやるようにしています。

おそらく皆さんの生活リズムも、一定の周期で変わっていくので、そのあたりを踏まえた上で学習プランを立てると良いのではないかと思います。


最後に

私がエンジニアだから、とか、プログラミングだから、と神聖化するつもりは毛頭ありません。

ただやっぱり、未経験の分野を学びそれで稼ごうと思うなら、それはどんな分野であっても生半可な覚悟では難しいと思います。

大いなる自由には大いなる責任が伴う

確かに、エンジニアは、自由な時間で働けて高給取りだと思います。

ですが、その自由の裏には大いなる責任が伴います。

納期を守らないといけない

品質を守らないといけない

お客さん要望を汲み取り言外の仕様も考慮しなきゃいけない

法令やセキュリティにも意識を配らなければいけない


エンジニアとして学ぶべきことカバーすべきことは多数あります。

自由に見合ったスキルを身につけるのは簡単なことじゃありません。


「私、どうしてエンジニアになりたいんだっけ?」

と見つめ直し

明確な目的を持って、挫折せずにエンジニアが1名でも生まれてくれればと思います。


それでは今回もお読みいただきありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。


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