トルコ・シリア大地震への緊急支援開始
トルコ南部のシリア国境近くで2月6日に起きたマグニチュード7.8の大地震やその後の大きな揺れにより、広範囲で大きな被害が発生しています。サイボウズ災害支援チームでは「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念に基づき、トルコ・シリア大地震に対する緊急支援を開始!発災から約1か月のチームの動きをご紹介します。
トルコ災害支援チーム結成
発災から数日後、サイボウズ社内のkintone(キントーン)上に「トルコ災害支援」スペースが立ち上がりました。災害支援チームリーダーが、そこで協力を呼びかけると、社内の有志メンバー約30人が集結。
まずトルコの基礎知識がないので、その情報を手分けして調べることからスタート!トルコの基本情報や被災情報等々のスレッドが作成され、それぞれが情報を書き込んで、情報収集に努めています。
また、トルコ出身の米国在住の社員が、発災後すぐに現地入りして、情報収集を実施。それらの情報をもとに日本と米国から緊急支援、中長期的な支援に向けて動いています。
次に、kintoneを使った具体的な災害情報支援についてです。
被災状況の見える化
kintone上に「トルコ災害支援」というスペースを作成。
まず、アプリで震源地やトルコの被災した都市の情報を整理します。
次に「カンタンマップ」という外部連携サービスを使って、震源地と主要都市の緯度経度を元にOpenStreetMap上にマッピング。
そして倒壊した建物データを地図上に表示させ、地図を重ね合わせることによって、被災地を特定することができます。
また、現地の通信状況も公開データをもとにリアルタイムで重ね合わせることができ、訪問先の都市の通信状況を事前に把握することができます。
このように、kintoneと外部連携サービスにより、被災建物・通信状況など、知りたい情報のレイヤーを選択するだけで、瞬時に地図上に見える化することが可能です。
さらに、活動の記録を地図上に紐づけて、表示することもできます。
どの団体が、どの地域でどんな活動をしたのかを記録できるアプリです。
スマホから簡単に入力することができ、緯度経度が付随しているので、地図上で活動場所と活動内容も瞬時に見える化されます。
これにより、これまで災害支援に入る団体間で生じていた、同じ被災者のところへ異なる団体が何度もニーズ調査に訪れるというような事態も避けることができるようになります。
現地支援団体と連携して活動
今回、NPO法人 災害人道医療支援会(HuMA)さまをはじめ、現地で災害支援にご尽力されるNGOの団体さまとの情報交換を通じて、私たちにできる支援を日々模索し、動いています。
引き続き、サイボウズ災害支援チームは、チームワークあふれる社会を目指して活動してまいります。
最新情報は、サイボウズ災害支援Facebookページをご覧ください。