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【LINEコラム】自力よりも他力の方が脳の活性化に!最新の脳科学をもとにしたAI活用で脳力を鍛える方法(2023.03.06配信)

こんにちは。
健康を損なわず成果を出す人や組織づくりを考え伴走するライフデザインファシリテーターの丹後友里です(@tanchan0630)。

最近SNSで話題沸騰中の『ChatGPT』使ってみましたか?
いろいろな質問を投げかけ、返ってくる答えの秀逸さに楽しんでいる方を数多く見かけています。
私個人としては、ChatGPTよりもNotionに実装された『Notion AI』の方がNotion内の作業効率を爆上げしてくれることもあって、ますますNotionへの愛と沼浸かり度合いが高まっていっています

実際に北海道の中小規模の健康経営優良法人認定企業名をコピペし、

これらの企業のSNSアカウントをテーブルビューで一覧化して

と頼んだところ、Twitter・Instagram・Facebookの3つを対象にアカウントの有無とアカウント名を表一覧にしてくれた(9割の企業がすべて無しだったのが笑いました)こともあり、それまですべて手作業で探していた私としては乾いた笑いが心の中に響きました。

ちなみにChatGPTでは『リストないので不明』と返ってきたためNotion AIの精度に舌を巻いています。

そんなAIを搭載した検索機能は私たちの暮らしの身近に寄り添い始めた中で、今後の人間の力の発揮どころについてどんな適性があるのか問われてきましたね。

今回のコラムでは人間の身体機能と人工知能の行く末を鑑みて

AIを活用した脳の鍛え方 

について紹介していこうと思います。




デジタル健忘症』という言葉をご存知ですか?

「わからないことがあってもググればいいや」

とスマホやデジタル機器に頼り多用することが原因で、思い出したり記憶したりする努力をしなくなり、情報を記憶する力が衰える現象をいいます。

『物忘れ』や『忘れっぽさ』には『認知症』のイメージもあることから、自分の脳の衰えを感じで不安になる方も多いようですが、実際にこうしたデジタル健忘症の進行は脳の力を衰えさせることにつながるのでしょうか?

公立諏訪東京理科大学工学部情報応用工学科の篠原菊紀教授によると、

「あれ」「それ」が出ないときってありますよね。
こういうときの脳活動を調べると、
「何もしていないとき」よりも
「思い出そうとしている瞬間」は、
確かに脳活動が高くなります


しかし、いつまでもその活動は続きません

外形的にはずっと悩んでいるように見えるし
自分もそんな気になっていますが、
脳内で検索する手がかりがなかったり、
考えるヒントがなければ活動は落ちていきます。

だから、「あれ」「それ」って何だっけ?

と瞬間的に考えることはとても大事ですが、
「検索に頼らずずっと自力で考えなきゃいけない」
と強迫的に考えるのは全くお勧めできません


むしろクイズなんかのときには、
とっとと答えを見て「おおっ、これか」
と思ったときのほうが脳活動は高まるのです。

ということだとか。以前もコラムで

脳は情報処理器官であり、
足りないと思えば外部の情報(他人の脳)に
アクセスすればいい

という情報をお届けしました。

つまり、自分の中で思い出せないことは『思い出す』という作業にエネルギーを使うのではなく、『検索して見つける』ことに注力した方が脳のシナプス(神経伝達接合部分)間の伝達・受信感度合いが高まり、より脳の情報処理速度が高まって拡張作業を後押しする、つまり脳の力が高まることにつながります。

そういう意味で言うと、AIの活用は脅威ではなく、自分の脳の機能をより高次なステップに進化させる大事な相棒的ツールなのかもしれません。参考記事の中では具体例として棋士の藤井聡汰さんの将棋の技量について触れていました。

藤井さんは早い段階から将棋の練習でAIを積極的に活用して自身の将棋技能を高めてきたそうです。AIを活用するというのは、これまで人間が考えてきた最善の指し方の手順を覚え込むということ。それを相手に練習し勝ちを目指すということは、人間の思考力を超えたより高次な一手を作り出すことにつながることを考えると、藤井さんのAI活用は理にかなった練習方法といえるのかもしれません。

では何でもかんでもデジタルを取り入れ活用していくのが良いのかというと、アナログにはアナログの良さがあり、使用用途が変わってくるような気がしています。

今までは『メモやノートに情報を記録する』という形で手書きが行われてきましたが、これからはNotionのようにさまざまなクラウドアプリなどデジタル機器で情報を管理することができるようになります。

となると、アナログの価値とは何かを考えた時に、活用の手段・価値として考えられるのは

目に見えない情報の外在化

にあるのではないかと言うことです。
端的に言うと『心(頭)の中にあるモヤモヤを言語化する』などです。
思いついたことを付箋に書き出して並べることで新しいアイディアを発想しやすくなるということです。

実際に私もスケジュール管理はGoogleカレンダー、タスク管理はNotionに移行して作業の効率化を図ったりしていますが、

・今日やること
・頭の中の思考整理
・感情の吐き出し
・1日、1週間のふり返り

は紙のノートに手書きにすることの方が多いです。

『情報の保管』という使い方を脳に依存せず外部に頼ったとしても、手書きによる『脳への刺激量』を考えると脳自体を活性化しやすい習慣を持つようにすることで、デジタル健忘症などは無駄に怖がらなくてもいいのではないかとも思います。

篠原教授はこうも仰っています。

自分だけで創造しようとすることに価値を見いだす時代は終わりつつあります。便利なモノを使って発想力やセンスを磨くほうが、より楽しく面白く生きていけるのではないでしょうか。

そういう意味でもDXの推進がなかなか進まない企業で業績が低迷するというのもなんだかうなづけます。機械に頼ることは人間の力が負けるということではなく、人間の力の使いどころが新しいステップへと進んでいくという風に捉え直すことができれば、まだまだ伸び代があるということにも考えられると私は思います。

脳の神経細胞の一部はいくつになっても新しく生まれ変わることが最新の研究で判明しています。つまり、いくつになっても、新しいことを取り入れ活用していこうとさえすれば、人間の脳の機能はガタ落ちすることはないんです。

問題なのは、考えることをやめてしまうこと。

『よくわかならい』『難しい』そういう言葉を並べて目の前の問題から逃げてしまうことこそが不健康への序章になるのではないかと私は考えます。

Notionにしろ、ChatGPTにしろ、使えるものはなるべく使うようにする方が脳の活性化が続き、長く健康で健全な生活を送ることができるのではないでしょうか。

ぜひこの機会に、ChatGPTを使って自分の知識のアップデートしたり、面白ネタの発掘などを楽しんでみてくださいね。




今週も最後までお読みくださりありがとうございました!今週のコラム、いかがでしたでしょうか?今日のコラムが少しでもお役に立てできましたら幸いです。今週も体調管理に気をつけて良い1週間をお過ごしください!


【 参考記事はこちら 】



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