ウィル・スミスのビンタに思う
この記事も約半年前の事件に関するものであり、時期外れ感が否めないが、自分にとっては衝撃的な事件であり、考えさせられる事件なので、このことについて書いておこうと思う。
今年の3月、アカデミー賞授賞式でのウィル・スミスがビンタしたことに話題が沸騰中であった。
アカデミー賞プレゼンターのクリス・ロックがウィル・スミスの奥さんのことを揶揄したことに対し、ウィル・スミスが怒り、ステージ上のクリス・ロックをぶん殴ったものだ。
正直、自分はウィル・スミスに同情というか、共感し、クリス・ロックにビンタする気持ちもわかる気がした。
クリス・ロックをよく知らないが、クリス・ロックをいっぺんにキライになった。
自分もダイスキな奥さんを公衆の面前でバカにされたら、そりゃ言ったやつを完膚無きまでにぶん殴るだろう。(現実には妄想の中で)
ところが、世間一般、とりわけアメリカ人の反応は自分と全く逆だった。
どんなに相手にバカにされようが、暴力を振るったほうが悪いという風潮だった。
確かに暴力は許されないだろう。
武力行使に出たロシアは非難されてしかるべきだと思う。
しかし、自分の愛する人がバカにされて、怒るなということは自分にはできそうにない。
冷静に、オトナでいるようにはできないと思う。手を出さないでいる自信がない。
これがグローバルスタンダードというやつなのか。
ウィル・スミスは自らアカデミー会員を辞し、当分メディアには出ないだろう。
一方、クリス・ロックは映画やテレビに出まくってるようだ。
クリス・ロックの言ったことで自分は笑うことができない。笑えない。
クリス・ロックの放つ言葉がおもしろくないから。
そんなネタは好きではない。
クリス・ロックが出ているものは見る気がしない。
捉え方は人それぞれだろうと思う。
自分はこのように考えたが、みなさんはいかがだろうか。