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岩手県出身のメージャーリーガーと総理大臣
先日、ふとしたきっかけで、我が岩手県出身のメジャーリーガーと総理大臣がそれぞれ何人いるか調べてみることになった。
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東北とつながって何かをしたい人たちの集まりで、そういえば、少し前の、斎藤工が出演するIndeedのCMで、「東北出身のメジャーリーガーは4人、総理大臣は5人も」と言っていたのを思い出した。
東北で括ってはいるが、メジャーリーガー4人中2人は岩手県出身だし、総理大臣5人中4人が岩手県出身なのである。
要は大半が岩手県出身であることが言いたいのであり、このように岩手県は偉人・超人を輩出するパワーを持った土地柄であることが言えるだろう。
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メジャーリーガーについては、もはや詳細な説明は不要だろう。
世界の大谷くんと大谷くんの高校の先輩、菊池雄星くんである。
岩手県の高校野球と言えば、彼らを持ってしても、お世辞にも強いとは言えなかった。
菊池雄星くんがあるテレビ番組で語っていたが、「甲子園の抽選会で、東北のチームと当たった高校のやつらがガッツポーズなどで喜んでいるのを見て、ものすごく悔しかった」と言っている。それほど、全国では勝てない、弱いイメージが根強かった。地元民でも思っていた。
岩手の選手がプロ野球に行くのも憧れで終わっていたと思っていたのだが、
大谷くんが出てきてからは、評価が一変した。
わたしは、恥ずかしながら、彼らがプロ野球に入った当初、控えめな岩手県民だから、あまり活躍できないうちに、これまでの岩手出身の選手たちと同様に、戦力外や引退でもするんじゃないかと思っていた。
ところがである。プロでもまぁまぁ通用するじゃないか。
そして、二人ともメジャーリーガーになった。
メジャーリーガーになった当初は、これまた、岩手県民パラダイムですぐに戻ってくるんじゃないかと思ったが、二人ともまだ残っている。
菊池雄星くんもすごいが、大谷くんの活躍は、留まるどころかどこまでやってくれるのか、大谷くんには限界が無いのかと思わずにはいられない。
地元の新聞紙に岩手日報というのがあるのだが、もはや地元の新聞紙ではなく、連日、大谷くんがこの新聞紙の1面を飾る、この二人の記事が中心のスポーツ紙となっている。
このように、岩手県民だから、東北だからと言って控えめにしなければならない、我慢しなければならないというような、ワケの分からない土地の価値観の枠組み(パラダイム)に捕らわれているところから、いや、なに、岩手県民でも世界に出て勝負してもイイかも、活躍しちゃってもイイかもと岩手県民、東北民が思い始めてきているのではないかと思う。
そして一度、湧いて出始めると、温泉のように止まらなくなるのが、岩手県、そして東北の魂の底力なのではないか。
このように思わずにはいられないのであった。
総理大臣にも軽く触れておく。
岩手県出身の総理大臣は、以下の4人である。
・原敬:第19代内閣総理大臣、平民宰相
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・斎藤実:第30代内閣総理大臣、国際連盟脱退
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・米内光政:第37代内閣総理大臣、ポツダム宣言受諾
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・鈴木善幸:第70代内閣総理大臣、和の政治
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4人という数字は、東京14人、山口8人に次ぐ第3位なんだそうだ。
このように、実は岩手は地味に総理大臣のような偉人も輩出しているのである。
このような岩手に生まれた自分は、何ができるのか、何をしていくのか。
いまから、野球を始めたり、政治家になろうというのではない。
自分の情熱の源泉は、「世界中の人を笑顔にする」ことだ。
自分の住んでいる地域、盛岡、岩手、東北、日本、世界、地球のすべてを笑顔にする。
そのための活動を使命として、みんなと協力してやっていく。
そう心に誓った夏至を2日ほど過ぎた夕方だった。