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ラディカル・アクセプタンス(ネガティブ感情から抜け出す「受け入れる技術」で人生が変わる(47)

こちらの本を、読書会で読んでおります。
Clubhouseで17時30分から15分間。

第7章 恐怖に直面しながら心を開く
【恐怖のギフト

バーバラはセラピー期間の終盤のある日、ついさっき起きたことを博士に伝えたいと輝くような笑顔で到着します。朝、瞑想をしていると、幼い頃の記憶が蘇ってきたのです。

恐怖を身体の感覚として感じると、バーバラは、恐れ知らずの心と慈しみの深い存在感で彼女の恐怖を抱いてくれるブッダの姿を創造します。幼い頃の記憶に我を忘れそうになると、今という瞬間に自分の意識を戻し、窓の外のコオロギや鳥の囀りに耳を向けるとまるで自然界が彼女の恐怖を一緒に抱いてくれているように感じるのです。

余裕を感じた彼女は、胸に感じる「痛み」に自主的に身を委ねて、「この痛みに乗っ取られることは一生ない」と確信するのでした。

彼女は博士のもとを訪れる途中で、教会の外の告知板であるメッセージを受け取ります。『水中では何が起きるのか? 聖霊に祝福される

そして、彼女を最初に洗礼してくれたのは、父親だったことに気づきます。痛みを伴う経験。そのすべてが洗礼であり、スピリチュアルな道へと導いてくれたこと。

「あなた自身の中に存在する恐怖に怯える自分を支えることができるほど大きな愛に、心を開くことができたのよ」と、博士は彼女に最後に伝えます。

私たちは自分の心理の中に眠る恐怖と痛みに真っ正面から向き合うとき、大きな生まれ変わりと自由への入り口に立つのです。私たちの真の姿は気づきの意識。その意識の中で生きることで、自由に愛し、自分の完全な姿を味わうことができるのです。これこそがラディカル・アクセプタンスの力。

セラピーが終了して数ヶ月後にバーバラに再会した博士。
バーバラは、ジャズダンス講座を受講し、夫とダンスを楽しんでいて、彼女の父親はアルコホーリクス・アノニマスに参加し、仲良くなっており、母親と4人での夕食後、居間でダンスクラスでかけている音楽を流して両親の前で楽しく踊ってみせるのでした。ダンスを中断することなく…

バーバラは希望の光に満ち溢れ…「ダンスだけじゃないのよ、タラ。すべてがそうなの。自分の目の前にある人生を自由に生きられるような気がする」

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