第2章 ヴィパッサナー瞑想ではないもの(8)
こちらのnoteでは、17時30分から15分間、ClubhouseでMBSRトレイニーが読書会を行っている内容をシェアしております。
誤解9
瞑想は利己的なものである
瞑想実践者は自分の心に生じる怒りや偏見、悪意を取り除くために瞑想しています。欲・苛立ち・無神経さを積極的に取り除こうとしています。こうした悪い感情が他者への慈しみを妨げています。
瞑想が進むと…他の人々のために貢献している人が多い。
ヴィパッサナー瞑想を行うことによって、自分のあるがままに気づく。ヴィパッサナー瞑想で心のエゴを取り除くことは、利己的な行為ではないのです。
誤解10
瞑想とは坐って立派な考えを思い巡らすことである
ヴィパッサナー瞑想は気づきの実践であり、究極の真理であろうと、つまらないゴミであろうと、自分の心と身体に現れるものは何であれ、気づくことです。
直接体験すること。偏見を入れずに瞬間瞬間の現象を観察すること。
誤解11
数週間瞑想すればすべての問題がなくなる。
ヴィパッサナー瞑想を始めたとき、すぐに変化の現れることがわかるでしょうが、真に深い効果が現れるのは何年も先になるるでしょう。
坐る度に何らかの結果が得られるでしょうが、その殆どが微細な変化です。変化は心の深いところで起こっており、かなり後になるまで表面に現われてきません。
忍耐が「鍵」です。
でも、「忍耐」より「結果を急がない」「どうせ良くなる」って言葉が大好きです。