第15章 日常生活における気づき(4)
こちらのnoteでは、17時30分から15分間、ClubhouseでMBSRトレイニーが読書会を行っている内容の予習として、この場をお借りしております。
気になる方は、「人生が変わる読書会」をご視聴ください♡
スローモーション
どんな行為も一つひとつ別々の動きから構成されています。
気づきの習慣を全面的に育てるために、単純な行為をゆっくりとスローモーションで行います。
たとえば、椅子に座ってお茶を飲むとき…気づくべきことがたくさんあります。皆さまも本を脇においてやってみては如何でしょうか。
様々な感覚に気づき、味わいや意図を観察し、思考や感情の流れにまで執着せずに完全に気づくことで、この実践はとても面白く楽しいものになるでしょう。
日常の活動の多くの場面で適用することが可能です。
思考・言葉・行動のスピードを意図的に落とすことができれば、さらに深いところでの洞察が可能になります。
日常生活は、感情や煩悩の働きをあるがままに見ることのできる研究室なのです。時間を十分にかけながら、自分の理性が本当に信頼できるものか、動機は本物か…ということに気づけるようになるのです。
ありのままに気づくことは、心の隅に雑然と隠れている混乱に秩序をもらたし、自身の心の苦しみは自分の責任であると見始めようになるでしょう。