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虫たちに翻弄される日々
なぜにというほどカメムシが大発生している。
部屋もシームレスに外と繋がっているかのようにバンバンカメムシが入室してきては頭上を飛び回ったり、腕にくっついてきたりして、馴れ馴れしい。そして最終的にはシーリングライトの光におびき寄せられ、傘にあいた紐用の穴から中に入っては死んでいく。一体何がしたいのか。
SNSで話題になっていたペットボトルでカメムシホイホイを作り、おそらくSNSで発信された方も想定していないほどのカメムシをホイホイしている。カメムシがいればほぼ間違いなくホイホイできるが、いくらでも現れるからキリがない。置き型のホイホイってのは難しいのかな。オニヤンマの偽物のやつって効果あるのかな。
ほかにも虫に翻弄されている。
先日、箕面大滝へ行き、昆虫採集をした。息子がカブトムシを捕まえたいと言い出したからだ。夏っぽいし、子どもらしい欲求だし、そういう要望をきくと私は嬉しくて心がほかほかしてくる。
ばあちゃんや兄も連れ出し、1人1虫網1虫籠を授けて血眼で探すが、まぁ思っていた通り昼間だしなかなかいない。とりあえず昆虫館があるというので、そこまで歩くのだが、片道3km近くあるじゃないの。昆虫までの道のりが険しすぎるってば。なんでそんな位置にあるの…。
行きは虫を捕まえることができず、意気消沈していたが、昆虫館でヘラクレスなどを見て復活。帰りもしっかり探していると、地面にコクワガタのメスが転がっているのを発見した。カブトムシではないけれど、上出来。しかも私は結構コクワガタかわいくて好きなのだ。
息子も嬉しそうにしていて、ゼリーやら木やら必要なものを買って帰り、調べてしっかり環境を整えてやったはずなのに、翌日にはもう死んでいた…。
来なくてほしい虫は来るし、仲良くしたい虫はすぐに去ってしまう。うまくいかないったらありゃしない。
また1人で夕方に近くの公園に繰り出し、カブトを探そうと思うが、クマも怖い。来なくていいのが来るもんだから。家の外に置いていた腐葉土の袋が破かれていたし、畑に見知らぬ大きなフンがあったし…。獣の接近を感じて冷や汗をかいている。
雨が降らない日を狙って梅を干さないとな。