#1 ジコリカラボ 「分人主義」 2024年1月24日
第1回ジコリカラボが無事終了したので、その記録と簡単なリフレクションです。
現在は完全予約制で運営しています。そして、お忙しい中、数多くの方に集まってきただきました。感謝感激です。私は、ジコリカラボが終わってから、興奮してなかなか寝つけませんでした…
【当日の流れ】
18:40 受付
19:00 挨拶
19:05 ソーシャルワークのクイズ大会(アイスブレイク)
19:20 「FFTS」動画
19:30 「分人主義」動画
19:40 グループリフレクション1
19:50 グループリフレクション2
20:00 気づきのシェア
20:10 終了
そのまま交流会(飲み会)へ
事前に名刺交換をしないのは、やはり良い方向に進みました。グループリフレクションの時は素直な意見が飛び交っていたと思います↓
たいして素性をしらない者同士が、いきなり深いテーマの話をガンガンしているのを横目で見て、ニンマリが止まりませんでしたw
今後は知っているメンバーが集いやすくなると思うので、イベント自体のラポール構造の方が大切になりますね。
アイスブレイクは集まったメンバーにより内容を変えていきます。
今回、アイスブレイクをチーム制のクイズ大会形式にしたのはイベントにコントラストをつけたかったからです。そのコントラストとは「正解のあるクイズ」と「正解のない自己理解」です(気づいてた?)。
正解がないから手放すのではなくて、答えのない問いに対して、多くを語ることや、あれこれとシミュレーションをすることで、自己理解の姿勢を作っていく。その作業をすることで知識ではなくて知性を立ち現せる。そんな場になれる片鱗がイベントにはあったのではないでしょうか。
今回の題材は「分人主義」でした。とても好きな動画です。
この動画のいいところは、見る時期や自分の状態によって感じることや考えることが違う点です。
この「分人主義」のコンテンツから学ぶのではなくて、コンテンツを見た他者の自己覚知(感じたこと、考えたこと)と自分の自己覚知を相互作用することで自己理解や他者理解、気づきや学びに繋げていくのが狙いです。
そういった意味では、イベントに参加してくれたメンバー同士が主役になります。
メンバーのリフレクションの中で「相手には自己理解を求めるけど、自分のことは脇に置いていた」という意見があり、これはジコリカラボの問題意識にも深く繋がっていると再認識しました。
分人主義のテーマに対して、2回のグループリフレクションを実施しました。
グループリフレクションのルールは以下の通りです。当日は以下のスライドの提示を忘れていました。
FFTSとは、「Feel First Think Second」の略で、「まずは感じたことから話して、次に考えたことを話す」という意味です↓
他のメンバーからは「感じたことから話すのは意外に難しいな〜」という意見がありました。なぜこのような意見が出るのかというと、人は考えたことを言語化する癖が付いているからです。それと今の時代が評価社会であることも影響しています。
「どこに着目したのか」「何を感じたのかを」相手に伝えられると自分と相手の相互理解につながりやすくなります。それはある種の他者貢献にもつながります。
ジコリカラボでは、創造的で効果的なコミュニケーションを目指すのでFFTSとピクチャリングを大切にしていきます。
ピクチャリングについては、まだ言及していないのですが、それはまた後日。
今回の1番の気づきは、「学びの内容も大事ではあるが、その学びを促進する構造をどう設計すればいいのかを突き詰めつことの方がより大切である」ということを改めて体感する機会になった点です。
個人的には、3時間の時間でしたが、1年分学びました。
お忙しい中、集まって頂いた皆様ありがとうございました!