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#11 「私たちに口が一つしかない理由」【スナックひきだし】2024年11月8日 活動後記


ジコリカラボに一番参加いただいている彩美さんにテーマをもらいました

今回のイベントのテーマは「私たちに口が一つしかない理由」です。フリーの支援員の遠藤彩美さんにテーマ出しをしていただきました。

【遠藤彩美さんのプロフィール】
神奈川県生まれ。看護学校を中退後、知人の勧めで障がい福祉に携わることとなる。移動支援をはじめとした訪問介護に6年ほど関わったのち、就労移行支援事業所でサービス管理責任者として3年従事。生活(余暇)と就労、福祉と企業といった多角的な視点から人を繋ぎ、困りごとを解決できればという思いから、2024年にフリーランスとなる。

「耳や目、鼻の穴、腕、足は2つあるのに、なぜ口は1つしかないのか?」そんな問いから始まった今回のテーマでは、コミュニケーションにおける「聞く」と「話す」のバランスについて考えました。

一般的には「聞く」が2で「話す」が1の割合が理想的だと言われていますが、実際にはそのバランスが崩れていても成り立つコミュニケーションもあります。例えば、井戸端会議では「聞く」が0.1で「話す」が10のような状態になることもあります。このように、「聞く」と「話す」のバランスは人や状況によって変わります。

どのバランスが自分にとって心地よいかは人それぞれですが、それを意識的に理解している人は少ないのではないでしょうか。私の場合、7割聞いて3割話すぐらいが心地よいと感じています。

仕事ではある程度話す機会がありますが、家での私はほとんど話しません。他の多くの男性も同じかもしれませんが…

「話していないから何も考えていないのか」というと、それも違います。実際には頭の中でいろいろなことを話していて、言葉になりそうでならない感覚も常に持っています。これを心理学では「内言(ないげん)」と呼ぶようです。

内言がないときは、人の話をしっかり聞き、その内容が頭の中で映像として浮かびます。一方で、内言が止まらないときは、聞いているはずの相手の話の内容に自分の意見が入り込み、まともに聞けない状態になってしまいます。このように、内言は他者の話をどれだけ聞けているかのバロメーターになっています。

プライベートでは話すことが少ないのですが、この内言を外に出したいという欲求があるため、話す代わりに文章に起こすことが日課になりつつあります。実は、これが自己療養にもつながっています。

遠藤さん、素敵なテーマをありがとうございました。


話し込んでいたね



今日は、話すと聞くのバランスを気にしちゃうよね


ぶれちゃいました



全体の雰囲気



参加者のキヨマリさんが本を出します。今度しっかり宣伝しますね〜

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