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2022年7月の記事一覧

水の大地に立つ水

水の大地に立つとは、どうしても水に入り込めない、どうしても水に潜れないということで、ちょっと入れても浮いてきちゃってどうしようもないという、いわゆる浮いた人になるということです。共感できない、同調できない、自己同一化しないということで、共感したふりや同調したふりはできるし、むしろ共感同調するよりもよく理解することができます。

カップに満たされた水が、気づかないうちに底から染み出したり、穴があい

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今ここに拘束されない自分

癖とこだわりから解放されていくと、今ここだけに存在する自分ではない、過去と未来に広がる存在になります。時空を超えた存在とはそういうもので、本質的自己とは、時間と空間に拘束されることはありません。

最近の夢で私は反抗期で、やりたくないことをやったり、電車から計画的に飛び降りたりしています。そういうわけで、あれやこれやと提案されては、どれにも納得していなと言うか、なんでこんなことしてるのかな?と思

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一つの人生にすべてがある

私は、諜報員とか工作員だという自覚があります。それは時空を超えた本質的自己の目的に関係がありますが、あるときの夢で、私は「他の諜報員の目的も知りたい」と言い出し、そのすべてを知ろうとしました。緩やかな坂道に、男女のペアが点々と立ち、その間を私は上りながら、坂の上にいるガイドに「この人たちの目的を知りたい」と言いました。そして坂を上りまた下り、そしてまた上ったところには線路があり、そこには同じ目的を

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羊たちの沈黙

久しぶりに羊たちの沈黙を観ました。wowowでハンニバルやレッドドラゴン、他のシリーズまで全部やってました。こういった猟奇的な殺人というのは、肉体に閉塞しているから成し得ることで、その閉塞感から起こる衝動であり快楽です。興味深かったのは、レクター博士が「自分は純血のサイコパスだ」というようなニュアンスのことを言っていたことです。虐待など育った環境で生まれたサイコパスはまがい物だと。

実際、精神

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絶対に正しいことはない

「絶対に正しいこと」というものは存在しません。相対的に、正しいものと誤っているものが存在しても、それは絶対ではありません。トイレはきれいな方がいい、家は無駄なものがなく気に入っている方がいい、など象徴的に「そうあった方がいい」はありますが、それで自分を縛る必要もなければ、ましてやそれを他者に押しつけることはできません。

玄関にはあまり靴を出しっぱなしにしない方がよいと思いますが、私が旦那さんの

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インドの生活と自己実現

インドの山奥に住む友達は、日本に帰ってくると「なんでもあるのに満たされない」ことに心底疲れていきます。ですが、電気もままならず冬の寒さに耐えられないので、冬の間だけ日本で過ごしています。彼女が体調の悪いときに、「栄養をつけるためにマーケットで丸鶏を買って捌いて食べた」と聞いたときは驚きました。日本は「なんでもあるから、何にもないんだよ」と、私はその友だちによく言います。だからこそ心底楽しいことをし

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