膝の痛み
今日は膝の痛みについて
膝が痛くて来院される方は多いですね
膝の症例も様々なのでざっと紹介して
その中でも多い膝OA、膝蓋大腿関節症について少し触れます
膝周囲が痛い時の症例
変形性膝関節症
膝蓋大腿関節症
内、外側半月板損傷
内、外側側副靭帯損傷
前、後十字靭帯損傷
鵞足炎
腸脛靭帯炎
オスグッド・シュラッター病
ジャンパー膝
その他、骨折、脱臼、神経性の症状等
少なくてもこれくらいの症状があります
しっかりと痛みの原因がどこにあるのか判断する必要があります
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症例として多い変形性膝関節症、膝蓋大腿関節症について少し触れます
患者様によく聞かれるのが
どうせ軟骨が擦り減っているんでしょう!?骨同士ぶつかって痛いんでしょう!?とか聞かれます
関節の隙間が狭くなったり(o脚)、お皿の動きが悪くなるのは事実ですが
骨同士ぶつかって痛みを出しているわけではありません
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細かな内容は省略します
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関節軟骨には神経がないので痛みを感じません
実際に痛みを出している場所は滑膜(関節包)、半月板、膝蓋下脂肪帯です
これらに対しての治療をしていかないとなかなか症状が改善していきません
おおざっぱな見分け方(経験上多い所見)
歩く時に痛い人は変形性膝関節症(大腿脛骨関節)
立ち上がる時に痛い人は膝蓋大腿関節症
による痛みの場合が多いです
これらの症状に勧められている治療
①有酸素運動、筋力強化、関節の動き改善
②歩行補助具
③体重ん低く維持
④非薬物療法、薬物療法の併用
⑤非ステロイド性抗炎症薬
⑥最終的には関節置換術
当院では①、②についてしっかりと指導、治療をしていきます
基本的に強い炎症の時はリハビリ効果があまりないので炎症を抑える為、固定や安静
軽い炎症の時から早期にリハビリ、運動します(軽度の炎症なら運動したほうが治りが早いです)
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治療内容については各々違うので省略します
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最後に
なぜ軽い炎症の時に運動したほうが良いのかについて
筋肉を動かす(骨格筋の収縮)をするとマイオカインIL-6という物質が働いて炎症を抑制してくれます
膝に限らず運動は良いのですね
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