白馬で本屋さんをセルフリノベで作った話(13) 解体新書(3)
処分費用の単価目安(参考)
解体時のゴミですが、専門業者にお願いする場合、地域によって異なるかもしれませんがだいたい下記のとおりです。
廃棄物の種類により単価が決まっております。
木くず 1立米 7,000円
混合廃棄物 1立米 17,000円
石膏ボード(再生可) 1立米 15,000円
石膏ボード(再生不可) 1立米 30,000円
廃プラスチック類処分 1立米 30,000円
石綿含有品 1立米 35,000円
分別作業費 1式 5,000
収集運搬費1時間 5,000円
産廃業者さんからは「木くず」と「石膏ボード」は分けるようにしてそれ以外で迷うものは「混合廃棄物」としてフレコンバックに分けてくださいと指示を受けます。
木くずはとくに地方においては焚き火や釜の薪等で再利用できる可能性もありますし、混合廃棄物に混ぜてしまうと1立米あたりの単価が10,000円も違うので、丁寧に分けておくのがよいと思います。また、引き取りたい!という方も出てきます。
石膏ボード(再生)という単価もありますが、ほぼほぼ再生不可のものとして取り扱われると思っておいた方がいいでしょう。
混合廃棄物のフレコンバックにいれていた床の塩ビシート等はプラスチック処分費として後日扱われました。
石膏ボードは水を吸うのでご注意を
石膏ボードは水を吸って重くなります。ブルーシートをかけるなどして雨からの防水対策などはとるようにしておいた方が良いです。あとで移動させたくなった時に、重たくて移動できなくなります。
DIYでセルフリノベをご検討の方は廃棄物処分費用には注意を
DIYでご自身で解体から始めるという方も増えてきているかと思います。解体の実際の作業に関してはワークショップ型で皆でやるから大丈夫と油断していると、おそらく八割の方はこの廃棄費用は当初の予算オーバーになるのではないかと思います。
また、廃棄物の処分に関しては法令遵守の観点から工夫して節約をする余地がありませんので、しっかりと見積もっていくことをおススメいたいします。
僕たちの工事ではかなり本格的な工事なものでしたので、50万円近くかかりました。
解体に関しては産廃処理業者さんに大変お世話になりました。noteを書くにあたって、あらためて石膏ボード(再生)の単価を調べていた時に、壁や天井から剥がしヒビが入ったり粉砕された行き場のない石膏ボードを思い出します。木片等であれば自分たちで工夫して再利用する余地は見つけられたのですが、素人レベルだと石膏ボードは再利用の余地は見つけられません。
環境省のページを調べてみると回収石膏が占める割合は5%、これからの伸びに期待したいものです。
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