白馬で本屋さんセルフリノべでつくってみた(21) 今度は水回りの工事準備
水回りの工事が必要になりました。理由は以下です。
2F部分にはそもそもトイレがなかった(1Fの階段下で共用していた)
2Fを簡易宿所にするにはシャワー設備がなかったので設置する必要があった。
既存の1F階段下は不便であり、和式トイレだった。
1Fを飲食店営業にする場合には厨房エリアに水回りを引く必要があった。
沖縄県の石垣島でかじる程度のDIYリノベーションの経験があった僕ですが、水回りに関しては知らない事ばかりです。それでも、あまり心配はしていませんでした。当時、電気工事やビルのメンテなどを本業にしていた国立くん(仮名)がボランティアで色々とお手伝いをし始めてくれていて、彼と友人の牛浜くんを頼りにしていたのです。牛浜くんは水回りの施工会社に勤めていました。
※ちなみに国立くん、牛浜くんという名前にはまったく深い意味はありません。今、たまたま電車に乗っていて目についた駅名が国立、牛浜というだけです。
その国立くんから牛浜くんに話をしてもらって、副業のような形であれば施工できますよという返事をいただいていました。僕のDIYでリノベで周りを巻き込んでいく原則は以下です。
難しいところはその道を本業にしている友人知人のプロの方にプロボノまたは副業で関わってもらう。
プロに相談しながら、工事をみんなで手伝う事で手元(アシスタント)の費用を軽減
プロの方には相応の対価を支払う。
相応の対価は副業としてになるので、本来会社側が負担している社会保険や家賃や分は差し引く事でコストを抑える。
通常の施工のX%で工事ができる
工事も学べてみんなも楽しく作業できて良いコミュニティにもなる。
プロの方への対価はお金だけではなく、非金銭的対価(困った時に助けてあげる、良い人脈のドア鍵を開く、こちらのプロとしてのスキルとどこかで交換する、何かしら脚光を浴びるお膳立てをしてあげる)も必ず提供するようにする。
これが成立するには以下が関わってくださる方が以下の条件に合致していることが必要になります。
プロとしての十分なスキルや知識を保有していること。
上記対価に対して価値を感じてもらえること。
以下に他人を巻き込んでいくか
とくに非金銭的な対価に関してどこまで価値を感じるかは人それぞれです。僕の場合非金銭的対価の提供はたとえば
何かあったら最優先で駆けつけるようにする
その相手が大会やイベント、会合を主催した時には運営を無償でお手伝いする。
関わってくれた友人知人が会社を離職した時に相談を受けたら、転職先が見つかるまで希望の会社や仕事先の紹介する。
プライベートなトラブルの面倒を見る。
と言った事までします。逆に言うとこれくらいの対価を提供する覚悟がなければ、プロジェクトのタスクベースに人を本格的に巻き込んでいくのは難しいのかもしれません。
注)プロジェクト全体のビジョンやミッションが魅力的な場合はこれに限らず。
僕が東京にいる間に国立くんに段取りをしてもらって、牛浜くんに現場を見にきてもらう事にしました。
ところがどうも途中から話が変わっていきます。その牛浜くんもどうやらまだまだ駆け出しのようで先輩と一緒じゃないと工事はできないので、牛浜くんの先輩も連れてくるというのです。
どうも嫌な予感がします。こういったプロジェクトの場合、ドーナッツの内側(つまり身内)から一個外側(部外者)になるとガラッと状況が変わってきます。端的に言うと思いやビジョンへの共感が得られず単なる外注になってしまうのです。
嫌な予感は的中しました。工事の下見の結果がでました。
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