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国家検定2級キャリアコンサルティング技能士試験(論述、実技の学習など)②


キャリアコンサルティング技能士2級、または、2級キャリアコンサルティング技能士。ぎりぎりとは言え、2回目に合格したので、恩送りのnoteをしたためている。

あくまでも「私の場合」として読んでいただきたい。

実技(論述)の話

論述試験って、なぜ、「実技」なんだろう?なぜ「学科」じゃないのだろう?と長らくフシギだったのだが、やってみて分かった。

これは、実技だ!

人材育成の世界で、「学習できることは、KSA」と言われていて、Knowledge(知識)、Skills(技能)、態度(Attitude)の3つのどれを学ぶかによって学習の組み立て方が違うよ、とか、学ぶ対象によって、テストの仕方が違うよ、などと言われている。

実技ってことは、Knowledge(知識)があるだけでなく、それを実践できるSkills(技能)や態度(Attitude)を確認しているということになるはずだが、論述試験は、「知識」だけでは答えられない。

相手(誌面上のクライアント、以下、CL)の発言から、この方は、何を悩み、何を問題と思って、キャリアコンサルタント(以下、CC)としては、どのように関わればよいのか、というのは、知識だけを問われているのではない。

そこにCLがいるかのようにCCとして脳をフル回転させ、対面しているならば、そう進めるであろう、ということを文章にするのがこの論述試験なのだ。だから、あくまでも「実技」。

それを理解したのは、1回目試験より2回目受検のための再学習をしている時だった。(遅いw)

遅いけれど、1回目受検で65点、2回目受検で79点になったのは、そのあたりの理解度が深まって、相手が目の前にいらっしゃるかのように考え、関わり方を脳内シミュレーションできた結果かもしれない。

また、どなたかのYouTubeかブログで見かけたのだが、「実技(面接)」試験を落ちた人は、面接の練習だけでなく、論述からやり直したほうがよい」というアドバイスも全くもってその通りだと思った。

机上でカウンセリングプロセスを考えることができずして、対面でCLと会話しながら、支援していくことは難しいってことなのだと、これもだんだんと理解ができてきたことだった。

(・・・とこう書いていて、「その程度の理解で受検していたの?」と笑われそうでお恥ずかしいのだが、恥ずかしいことも含めて吐露するのが私の芸風なのでご理解いただきたい)

「論述がなぜ”実技試験”なのか」を理解しただけで、30歩くらい前進したような気がする。

過去問や受検対策本を読む(トライする)際も、「論述は”実技”試験」という点を念頭に置いて、目の前に印字されている逐語記録に向き合ってみるとよいと思う。

Voicyでは学科試験、実技の内容など。(noteと完全連動はしていません)


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