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モチベーションは3つの最大公約数から作る[リーグ戦前半の学び]
久々の更新となります。いつも読んでいただいてる方、すみません。
今週ようやく仕事が夏休みとなったのですが、先週はそのための引き継ぎをしていて、時間の余裕があまりありませんでした。
そもそも休みのために、いつもの時間が無くなるってどうなんでしょう。一人暮らしなのでまとまった時間もたくさんいらないし、海外旅行とかもしない人なので長期休みも必要ないし…
ごめんなさい。冒頭から愚痴を載せてしまいました。笑
本題に戻ります。
先週28日の試合をもって、関東社会人リーグの前半戦が終了しました。前半戦といっても、国体が終わる10月まで一時中断という形になるだけです。
せっかくいい空き時間ができたので、自分のここまでのリーグ戦を振り返ろうと思います。
今年の目標は『肩の力を抜いてバスケをする』でした。
なんじゃその目標?と思った方に意味を説明しますね。
今までの自分は、とにかく『100m走バスケ』をしていました。
走れと言われたらとにかく走る、跳べと言われたらとにかく跳ぶ、監督からこうしてほしいと言われたら言われたことを全力で頑張る。振り返る暇なんてあったらとにかく前に進む、そんな感じでした。
でも様々な学びを経て、本当にそれが正しいのか?と思うようになったんです。
「全力疾走しながら走るフォーム直せ!」って言われたらできませんよね?
フォームを直すなら、一度立ち止まらないといけない。これをする必要があると思いました。
一度立ち止まって、本当に自分ができるバスケって何か、バスケをどうやって取り組んだら面白くなるか、と考えようと思いました。
そして前半戦が終わりました。
個人の感覚として、いろんな気づきがありました。
●できないことに全力で向かっていた
まずは、『できないことに全力で向かっていた』ということ。
スポーツ選手なら、できないをできるにすることが当たり前と思われるかもしれません。
ただ自分が向かっていた『できない』は、あまりにも現実と離れているものでした。ここでは、あえて理想と言っておきましょう。
理想は時には力になりますが、時には力を奪います。自分の場合、理想と現実を比較してしまい、とかくモチベーションを自分勝手に下げていました。
理想と目標を履き違えていたんです。理想は誰でも語ることができます。しかし、目標は自分の力をわかっていないと立てることができません。
自分を見つめ直してみて、理想ではなく目標を立てる必要があることがわかりました。
●目的が自分の活躍とチームの勝利で混ざっていた
次に、『目的が自分の活躍とチームの勝利で混ざっていた』ということ。
もちろん、今までは「周りにチームの活躍が一番です!」と言っていました。でもやっぱり、心のどこかで「自分が活躍したい」という気持ちが隠れていました。
今だから言えますが、”勝ったけどスッキリしない試合”とか”負けたけど気持ちのいい試合”ってあったんですよね。
でもやっぱり、勝って自分も活躍する試合が一番楽しくて。
なら、自分の活躍する場を増やせば楽しくなるなるんじゃないの?って思いました。
活躍って、得点をたくさん取ることだけが活躍じゃないんですよね。
別の選手にアドバイスをしていい結果を出してもらうことも活躍ですし、声を出して盛り上げることも活躍ですし。
実際に先ほど挙げたことを含め、いろいろ試してみました。
すると一番変化があったのは、自分の気持ちです。
バスケが楽しめるようになったんですよね。仮に試合に出てなかったとしても。
ベンチで声をだすなどその場でできることを全力でやってますし、アドバイスが実際にうまくハマった時なんかは内心ニヤニヤしてます。笑
自分はこのポジションが1番あってるんでしょうね。
ここから、自分のやりたいことだけを追求しても成長できない、と学びました。
『できる・あっている・やりたい』の最大公約数が、モチベーションを維持しながらその人の力を伸ばす方法だと思います。
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ここまで前半戦は6勝2敗の3位で折り返しました。ここ5年ほどで最高の成績です。
でも目標は2月の全国大会で勝つこと。まだ先の話です。
長い目で見て、自分とチームを成長させていければと思います。
以上、選手の独り言でした。