#49 シミンズシーズ6(事業編1/4)
全体編に続いて、主な事業を紹介していきたいと思います。
当法人の事業は「個人」「市民」「地域」「団体」「全て」の5つのフィールドに分けてそれぞれのジリツを支援する事業を行っています。
主なもの、特徴的なものを紹介します。各事業の年号は開始年で、継続と完了は様々です。初回は、「市民」と「全て」のジリツです。
🔶個人のジリツ
このフィールドは人材育成事業が中心で、キャリアデザイン、モチベーションマネージメント、教育研修ファシリテーション、人材育成プログラムの開発などを行っています。
◼︎若者しごと倶楽部(2006年)
兵庫県の委託事業で若者の就労支援事業を受託しました。一般的な就労ではなく、引きこもりの人、これまで一度も就労経験のない人、就労はしたものの長続きしない人など、何らかの問題を抱えている若者たちに対する就労支援事業です。当時「ニート」という言葉が使われ始めていました。
◼︎高校、高専、短大、大学へのカリキュラム提供と講師派遣(2012年)
人材育成は当法人も最も大切に思っていることです。特に、若い世代へのプログラムの提供や講師の派遣はやりがいのある事業と捉えています。
高校での総合学習・総合探求の授業、大学の「知の拠点構想」を受けての新たなカリキュラムのニーズの高まりは、主にキャリアデザインを中心としたプログラムを必要としました。また、これまでのような一方通行の授業ではなくワークショップ形式の授業も受け入れられるようになり、学生の自主性や自発性をいかに引き出すかといったファシリテーション力が必要とされるようになってきています。
🔶全てのジリツ
このフィールドは上記の各支援事業を複合的・総合的に捉えた事業やこれまでにない新しい領域の事業が中心です。
◼︎かわのまちほいくえん(2021)
2021年6月、約2年半の構想を経て加古川市の中心市街地にある寺家町商店街の空きビルをリノベーションして「かわのまちほいくえん」を開園しました。
コンセプトは「まちの人と毎日をつくる保育園」です。これまでの「保育」と言う概念にとらわれることなく、まちの人との交流を大切にし、保育士以外の大人が子どもたちを育み、子どもたちがまちを育てる「まち保育」に挑戦しています。
4年目に入り、さらに新しいチャレンジを始めようとしています。園の子どもたちだけでなく、地域の子どもたちや大人たちと一緒になって楽しくつながる場を創り出す企画です。
「まち保育」と言う概念が、園舎からまちに、地域に溢れ出しはじめています。
次回は シミンズシーズ7(事業編2/4)です。
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