タイ旅行2024② | 外貨両替と驚くべきフードコート
①のつづき。
外貨両替について
前回書こうと思って忘れていたのだが、タイでは外貨両替に少し工夫が必要だ。
1万円を両替すると、500Bや1000B紙幣を渡されるが、いざ街のお店でそれを使おうとすると「へっへっへ、旦那。ご冗談を」みたいに薄く笑って支払いを拒否されることがある。どこのお店も豊富にお釣りを用意してくれている日本とは違うのだ。
とはいえ、少額の買い物の場合はクレジットカードの使用も断られることが多い。つまり500B紙幣以上は偉そうなだけのほぼ紙切れなので、今すぐ使い勝手のいい20Bや50B紙幣に替える必要がある。
私のオススメは外貨両替のタイミングで50B紙幣での払い戻しを依頼することだが、それすら断られることも。
この場合、異常な執念でハチミツを求めて徘徊する黄色いクマのように、50B紙幣を求めて涎を垂らしてバンコク中をウロつくことになるので覚悟を決めてください。
驚くべきフードコート
場面を戻します。
宿泊先のスクンビットエリアに到着。
5年ぶりのバンコクのパワーに気持ちも上がるが、一方我々は朝4:30に起きて雪国からやってきた身。トータル11時間強の移動でしっかり疲れている。
Google mapには目ぼしい飲食店にこれでもかとピンをブッ刺しておいたが、この日はホテルから徒歩圏内、Grabのドライバーさんが強くオススメするターミナル21のフードコートで夕食をとることに。
「cheap and yummy(ニコッ)」と3回も繰り返していたので、さぞ安くて美味いのであろう。
スクンビット駅直結の巨大ショッピングエリア=ターミナル21。
各フロアが世界の都市を模してあるそうで、"東京"のフロアも。SHIBUYAやSHINJUKUの看板もあったが、残念ながらどの辺が東京ムードなのか、田舎に住む私たちには分からなかった。まだまだオラが国の学びが足りないようだ。
フードコート"PIER 21"に到着。
他のフードコート同様、カウンターで専用カードにチャージし、各店で支払うスタイル。使いきれなくても同じカウンターで現金をバックしてくれるので心配ない。
思いつく限りのタイ料理を出すお店が軒を並べ、座席を見つけるのも大変なくらいの大繁盛。
私は「ケチャップ味の豚肉と玉ねぎとカシューナッツを炒めて白飯にのせた何か」を食べたが、ちゃんと美味しくて200円以下。
円安どころか超円弱の2024年にあって、想像を遥かに超える「cheap and yummy」である。
(ただしアルコール提供はなかった。残念。)
調べてみると、ターミナル21の運営会社は広告宣伝費代わりに飲食店の賃料を限界まで下げる→飲食店は屋台並み(場合によってはそれ以下)の価格で食事を提供できる→フードコートの話題で人が集まる→みんな幸せ。
と、まさに三方良し。まんまと甘いにおいに誘われたあたしはかぶとむし。生涯忘れることはないでしょう。
③につづく