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「穴あきジャージの夜から始まる、地元グルメRPG」
こんにちは、自称作家たなかです!
平日の夜、部屋着という名の「選ばれし穴あきジャージ」をまとい、ソファで優雅にうずくまる私が最近ハマっているのが、地元特化型グルメYouTuberです。
ええ、皆さんもきっとご存知でしょう。
「またYouTubeで時間を溶かしているのか」と、親戚のおばちゃんみたいなツッコミが脳内で再生されたそこのあなた、大正解です!
しかし、このジャンルの奥深さたるや、一度ハマると抜け出せません。
言うなれば、泥沼グルメ界のブラックホール。
これを読んだらあなたも引きずり込まれることでしょう。
■ 地元グルメYouTuberは我が師匠
まず、彼らは「全国的には知名度ゼロだけど、地元民にはめっぽう愛されるお店」にフォーカスしてくれるんです。
例えば「昭和から時が止まったラーメン屋」とか、「店主が料理中にカラオケを歌い出す焼肉屋」とか。
私も先日、「これぞ勇者の冒険」とばかりに、動画で紹介されていた町内唯一の激安カレー屋に出陣しましたよ。
噂通り、カレーが300円、しかもおかわり自由。
しかしスプーンではなくなぜかしゃもじでカレーをすくうスタイル。
そう来るか!って感じですよね。
こういう奇妙なディテールをリアルに体験するために、原付で行きました。
片道15分。
風は冷たかったけど、胸の中は熱い情熱で燃えていました。
■ 平日夜の部屋 vs 休日の冒険
平日の夜は、グルメYouTuberの動画を見ながら自分の生活をひたすら反省する時間。
なぜなら、彼らが紹介する店の魅力的な映像と、私の目の前のコンビニおにぎりという対比が、あまりに鮮烈だからです。
「いや、いいのよ。これはこれで……」とおにぎりに向かって言い訳を始める自分が悲しい。
休日になると、この抑圧された情熱が一気に解放されます。
動画で見た店を巡るために、バス・電車・原付を駆使して旅に出るんです。
まるでRPGゲームみたいにね。
「次の停留所で降りたら、ボス戦(=名物の大盛りチャレンジ)が待っている!」みたいなワクワク感があります。
たまに駅から徒歩20分とかいう絶妙に遠い立地のお店に行く羽目になりますが、その間は自分に向かってこう励まします。
「これは修行だ。レベルアップのためだ!」と。
■ 地元グルメ動画の魅力:等身大の人間力
地元特化型グルメYouTuberの何がいいって、彼らは豪華なスタジオ撮影なんてしません。
普通の街角で、普通のカメラで撮影。
しかも編集も手作り感満載。
「この音量バランスでOK出したの!?」みたいな荒削りさが逆に癖になる。
人柄の魅力で画面越しに視聴者を引き込むんです。
私の推しは、地元の駅前商店街を食べ歩く中年男性YouTuber。
彼がたまに発する「今日は財布に千円しか入ってないから慎重に行きます」という言葉が、なんとも愛おしい。
■ 地元グルメ旅で得た教訓
これまでの地元グルメ探訪でわかったこと。
それは「世界は広い。そして美味しいものも広がっている」ということです。
道端でひっそり営業している焼き鳥屋のおじさんが焼いた一本50円の焼き鳥が、都会の高級レストランで出てくる何万円もする料理よりも心に染みることがあるんです。
そして、グルメYouTuberを見て回る中で、自分もふと気づくのです。
「地元こそ未開の冒険の地である」と。
皆さんもぜひ、日常に小さな冒険を取り入れてみてください。
原付でも、徒歩でも、電車でも、その先にある味わい深い世界が、きっとあなたを待っています。
最後に、この文章を読んで「私もグルメ冒険してみようかな」と思ってくれたなら、もうあなたも立派な勇者の仲間入りです。
では、また次回。
部屋の片隅で、穴あきジャージを着た勇者がお送りしました!