営業学[7-3]
営業の機能を分担して組織的に営業展開
商品の提案営業にしても、価値の提案営業にしても、双方ともに、商品を売ること「も」営業機能ですから、
1.パブリシティ機能(告知紹介)
2.リストアップ機能(発掘探索)
3.コンタクト機能(接触継続)
4.リサーチ機能(問題発見)
5.プランニング機能(問題解決)
6.セールス機能(販売契約)
7.フォロー機能(維持再販)
7つの機能の、どこから、どこまでを、営業の役割にするか?で、営業の定義は、各社各人ごとに異なります(営業学[4]で検証しました)
なので、
「知らせて(機能1)、売って(機能6)、ハイお終い」
という企業もあるでしょうし、
「知らせるのは広告の役割。その後は営業の役割」
という企業もあるでしょう。
顧客企業別営業部(大口専任)や地域別営業部(ルートセールス等)でしたら、
「接触して(機能3)、売って(機能6)、フォロー(機能7)」
の繰り返しでしょう。他にも企業ごとに組み合わせがあるでしょう。
しかし、営業活動をマーケティングでマネジメントする場合の定義は、
「顧客の流出を防ぎ、新しい顧客を増やすこと」(20文字)
ですから、1~7すべての機能が営業の役割です。
もしも、提案営業で、1~7すべての機能を保有している営業マンがいるならば、きっと優秀な営業マンであるハズ。決して手放してはなりません。
そのような人材を、また採用する、あるいは、育て上げるのは、不可能に近いかも知れません。