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SWEET LOVE SHOWER 2024 Day2 参戦記①

行ってきました。
今年は仇のように行ってしまっている夏フェス。

初参加だったのでサマソニに続いて経験者の皆さんの記事がとっっっても役に立ちました。
ので、書いて残しておこうと思います。やっぱり主には自分のために。

前提

 当方は30半ばの男性、めっちゃキャンプ行きますというようなアウトドア派ではありませんが、頑丈なものが好きなのと、自転車に乗っているのでどうしても関連のギアをたくさん収集する嫌いがあり、経験は少ないのにアウトドア用品はちょっと知ってる/持ってるなんちゃって勢です。
 体力は自転車通勤で片道10キロ程度の運動をやっていて人並みかちょっとあるレベルかなぁと思います。今年は夏場暑く少しサボってたのでいつもよりは体力低下してたかも。

 今回、当初身内と行こうとしていましたが諸事情で別日に行くこととなり、結局ぼっち参戦となりました。
 私の夏フェス経験値はグリーンローカル、ロッキンとサマソニしかなく、野外自然型フェスは初参加。

 既に30半ばを過ぎつつあるのでぼっちで大丈夫なのか、それだけでもハードルがあったのに、今回は更に難しい要素が重なりました。
 そう、あいつ。台風10号です。

 報道からも勢力がとにかく強いのはわかっていましたが、そもそも開催の前の週時点では、台風は木曜までに関東を通り過ぎているはずでした。
 ところがご承知のように彼は日本列島に近づくないなやまったく進まない。(九州や停滞していた地区の人たちは本当に大変だったと思います、、)
どんどん到達予報は遅れていき、週の初めあたりには「あれ?これひょっとして直撃じゃない?」という状況。開催をめぐってもXや各種SNSで軽く論争になっていました。
 結果的に台風到達はさらに遅れ、運営サイドの判断により実施が決まったわけですが、なかなかヤキモキしました。正解は無いかもしれませんが、泣く泣く参加を諦めた方も多かったようで、交通事情により参加できない方への払い戻し処置は英断だったと思います。何より実施してくれて本当にありがとう、、

交通手段

 さて、そんな台風もありそもそも無事に着けるのかすら危ぶまれる状況でしたが、結果的にはオフィシャルバスツアーに申し込んでいたことが功を奏したと思います。駐車場抽選に外れて泣く泣くの選択でしたが、結果的に往路も復路も特に足止めなく行けました。
 初日の様子をXでちょくちょく見ていると通行止めが多すぎてバスにしろ自家用車にしろ到着が遅れて目的のアクトに間に合わなかったという声もあったので、2日目だったことも良かったかもしれません。
 このオフィシャルバスツアーですが、とっても良かった割に最近のレビューが無く結構困りました。ので、新宿発着のパターンだけ軽く触れておきます。
 まずは"新宿"となっていますが、バスタの方ではございません。2024年は"工学院大学前"からの出発でした。新宿駅または都庁前駅から徒歩8-10分くらいです。
 新宿駅から歩きましたが少し立体的な構造になっており、この地域に慣れていないと迷うかもしれません。自信のない方は余裕を持ったほうがいいかも。

この辺です。何台も止まってます。

スタッフの方が"もぎりチケット"を確認してくれます。サイトから表示して操作して頂き、列に並びます。ある程度人数がまとまったらバスまで移動です。

なんだか遠足気分

バスはいわゆる高速バス。快適でした。

帰りの車内の様子

台風の影響も未知数、途中で通行止めだったら車内での時間が長くなるなぁ、、と思っていましたが、行きも帰りも特に渋滞らしい渋滞にも遭わず、それぞれ2時間程度で着いてしまいました。
デフォルトでは途中休憩無しだとアナウンスされましたが、まったく問題なし。帰りは運転手さんが途中で「トイレに行きたい方がおられたら、恥ずかしいかもしれませんがお手をあげてください」と丁寧に聞いてくれました(誰もあげなかったので止まらずでした)。
バスの運営スタッフも運転手さんもとても良かったです。次に行く時もぜひ利用したい。

装備について

当日の天候は?

さて先述の通りもう絶対雨!!☔️が避けられないのはわかっていました。
 とはいえ、自身にとっては初の野外。未知数なことが多すぎるのでラブシャはもちろんフジロックをはじめとする過酷なフェスの経験者の皆さんの体験談やおすすめをリサーチしまくった結果、悩みつつ後述の装備で行きました。
その前に、当日の天気について。

前日はとにかくずっと雨が降ったと聞いてたので雨のことばっか考えてましたが、着いてみるとなんと晴れ間が見える状況。

富士山もくっきり!ありがてぇ!

 雲も出ていたものの、昼過ぎまでは「晴れ」という感じで、思いがけず日差しと戦う感じになりました。雨に意識を向け過ぎて日焼け止めを持ってくることすら忘れており、時計と長袖の跡が残る日焼けを作ったのは残念事案でした。。

ところが、14時半から急に天気が怪しくなり始め、15時には本降り。
 山やから天気予報は当てにならんよと言われてましたが、ホンマにわからんな、、
 以降、雨が止むことはありませんでした。

家主のステージ中。この日一番降ってた。
水たまりが池・沼と化していきます。

 ということで、こうなってくるとあとは雨と水たまりとの共存、それらに濡れることでの冷えとの戦いにフェーズが移ります。
 装備品のメリットデメリットと理想系について記録・考察しておこうと思います。

各種装備

▽帽子
 防水ではなく撥水のハットにしました。ナンガの360°ツバのあるやつ。防水にすると重いかも、蒸れるかもという懸念を避けた形です。
 当日前半は晴れていたこともあり、日差しも防ぎつつ軽くてすごい楽でした。なので発想は正しかったかもしれないけど、その後の自分の使い方がよろしくなかったことで失敗します。

 ポンチョのフードを「このハットを被った状態で」その上から更に被ってしまったので、雨が激しくなるにつれてポンチョフードとハットの間に水が溜まり、ハットのツバを伝って背中側に水が少しずつ流れていたようです。(後から考えればわかるんだけど、、)
 結果的にTシャツが結構濡れてしまい、体を冷やしてしまいました。やっちまったなぁ。
 ポンチョかぶる時は帽子を脱いどけば良かった。ポンチョのフードがドローコード等で完全に帽子と密着させられてればもう少し違ったか。

▽靴
 機動力(疲れにくさ)を取るか、防水性能を取るかが最大の課題と見ました。具体的には普段から履いてるゴアテックスのトレイル用スニーカーに防水機能のある"ゲーター"を追加するか、ミドルカットのハンターの長靴にするかで悩み、今回は後者を取りました。疲れにくいインソールをぶち込んで行ったため足の疲れはあまり残らずでしたが、自信の不慣れさゆえこれも惜しい感じに。
 激しい雨によりできた水たまりは深いところでは足首の高さより水面が若干上にくるものもありました。完全に靴の中に入ったわけではないですが、結局靴下を濡らしてしまい、これも身体を冷やす要因に。水たまりの深さが常にわかれば浅いところを歩けますが、当然水は濁っているし雨で水面は荒れてるし、難易度が高かったです。
 周りを見ていると3-4割は野鳥の会をはじめとするロングの長靴、残りはミドルカット長靴、スニーカー(+カバー)、サンダルで割れてるという感じでした。
 汚れても洗うからいいぜ!という漢気サンダルの皆さんもおられましたが、綺麗になるのか微妙なところ。スニーカーは汚れるし濡れたら終わるしなので微妙な気がします。ハイカットのゴアテックス仕様トレッキングシューズならありかな。

▽服
 前日に身内が参加していて、ずっと雨だったのでポンチョの下に長袖でちょうどいいくらいだと言っていたので、MTB用のドライロンTを選択。結局現地で買った半袖Tシャツをその上に着て、ユニクロのギアショーツ2024を履き、雨が降ってきたらさらにポンチョを羽織りました。それでも汗だくになるいうことはなかったです。

 ユニクロのギアショーツはアウトドアブランドに劣るかもしれませんが、撥水性がありファスナー付きポケットがあるのはとても良かった。
 どうしても動き回ること、その中で物を落とすとあんまり無事で済まなさそうな環境なのでファスナーやフラップ付きのポケットが欲しいなと思いつつ、手頃で使い勝手のいいズボンがあまり見当たりませんでした。ユニクロってすごいなぁ。
強いて言うならカラビナつけるベルトループが(無くはないんだけど)もう少し充実してると嬉しかった。

 虫もいるかもなーということでレギンスも履きましたが、これも良し悪しかもしれません。疲れにくくなる効果もある一方で、雨水に濡れると体温が奪われる感覚もありました。無くてもいいかもしれない?

▽雨具
 ポンチョはFAIRWEATHERのやつ。自転車ギアとして保有していたものです。

 めっちゃコンパクトだし、水はかなり弾きます。が、自転車に乗って着れる仕様のため、正直フェスで使うには少し取り回しが難しい、小回りが効きにくいなーと思う面もありました。手を上げにくいとか、首下にファスナーがなくて荷物にアプローチしにくいとか。
 周りを見ているとポンチョ勢も多かったですが上下に分かれたセパレートタイプのレインウェアの人も結構いたので、そちらもアリかも。
 というのは、調べてみるとどうもポンチョはゴアテックスのものが少なく、透湿性の能力がちょっと微妙だなと感じました。汗をかいたり、水分が少し中に入ってしまったあとに蒸れて、そのまま冷えたりすると一気に体にダメージが来ます。
 ワークマンもかなり良いものが出ていますが、防水性が優れていても透湿性がちょっとなぁ、、という声も聞きます。実際アジアの辺境の村にワークマンのレインウェアを持って行った時もどうしても蒸れてしまい、もう少しだなーと思いました。
 次に試すならノースフェイスのクライムライトジャケット/パンツかなぁ。

▽サングラス
 雨だといらない雰囲気もありますが、日中晴れるならあった方がやっぱりいいですね。「忘れてきちゃった、、」と途方にくれてる人もいました。
 今回は最近使っている調光タイプが役立ちました。紫外線にあたると暗くなる、屋内に入ると透明に戻るやつ。絶対晴れなら濃いめのサングラス一択ですが、ころころ変わる天気には調光がいい選択かも?

▼総括!
 初めてにしては悪くなかったけど、詰めが甘かったなぁ、という感じ。
 結局中の服が濡れてしまってからはずっと手がシワシワの状況で改善せず、そのせいなのか体は冷えていくし頭痛はひどくなるしで、ラストアクトのサカナクションの頃にはボロボロでした。帰りに服を変えたことで調子は戻っていったので、もう少し早く着替えれば良かった。

 最後まで如何に体力を維持できるかが本当に難しいなぁと思いつつ、周りの(おそらく自分より年上であろう)諸先輩がたに敬意を評します。

 もし次回に行くなら、服装は同じとして:
 ・雨具はセパレートのゴアテックス雨具
 ・靴はゴアテックストレッキングシューズ
 で参戦したく存じます。

 なんか思ったより文字数すごくなってしまった、、
 まだまだ書き残しておきたいので改めます。

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