子どもたちの多様な育ちと学びを支える
子どもたちの多様な育ちと学びを支える。
不登校が増加傾向にあります。医療的ケアや発達への支援が必要な児童生徒も増える中、古賀市はチルドレンファーストの理念に基づき、年々その対応のための政策を強化しています。大切にすべきは、多様な生き方を保障すること。
1月13日、不登校経験者の自立支援に取り組む立花高校(福岡市)の齋藤眞人校長の講演会が福津市内で開かれ、古賀市のチルドレンファーストの取り組みに共感していただいている実行委員の皆さんからのお声掛けで挨拶の機会をいただきました。ありがとうございます。120人ものご参加にびっくり。
齋藤先生とは県議時代からのお付き合い。昨年9月には、齋藤先生も関わり、フリースクール運営者や不登校経験者の保護者、弁護士などでつくる研究会の皆さんが古賀市役所にいらっしゃり、県内首長を訪ねる第1弾として、私との意見交換会をしたばかりです。光栄です。
挨拶では、チルドレンファーストの理念に基づき、子ども・子育て支援、教育環境の充実を図っていることを報告。特に、不登校については、登校できるようにすることを目標とするのではなく、社会的に自立できることをめざす重要性を認識しており、古賀市内の全3中学校区への児童センターの設置や、子育て支援団体との連携などで多様な居場所を保障していること、さらなる支援の強化を検討していることを申し上げました。
また、国の動きのはるかに前から市独自に予算措置し、小中学校全学年での原則35人以下学級を実現するなど、多様な人的配置で一人一人の子どもの学びと育ちの状況やその背景の家庭環境を捉えやすくしていることも紹介しました。
憲法13条の個人の尊重と幸福追求権、憲法14条の法の下の平等にも触れました。そもそも、長く続いてきた画一的な教育環境では全ての子どもをフォローすることはできず、国家としての制度改革の必要性を感じています。引き続き、現場の皆さんとの交流を通じ、可能性を広げていきたいと思います。