普通の人生はクソ


一人になることが怖かった
グループには必ず所属していたかった
ふと自分の過去を思い出す夜って四季問わず寒くなる

自分のレベルにあった高校にいって
クラスの中心になろうと頑張って
今考えてみるとバカバカしい

自分の長所は見つけられないくせに短所はたくさん出てくる
友達の数は何回数えても片手で足りてしまう

別に友達が多い方が楽しいってわけではない
胸を張って友達と言える人が片手分しかいないということ

全校生徒が300人いるのに友達は片手程度
100人に1人の確率で私の友達になれるってことか
なんて、馬鹿みたいなことばっか考えてる

手を赤に染める必要はない
せめて手の中に小さな光さえあれば助かった

東京の深夜は騒がしい
継ぎ接ぎだらけのこんな街出ていきたい

逃げ出したくたって
鳥かごから抜け出せるほど欲望は小さくない

時計の針の音がうるさい
眠りにつくだけでも時間に縛られてる気がする

心臓の音がうるさい
レッドブル何本飲んだっけ?

広告がいちいちうるさい
頭の中をウザいやつの声が駆け回る
血を吐いていた
手は赤に染まってる

赤の奥に黒がある
落ちても着地はしないんだと思う

黒の中ほど白が映えることはない
黒いスキニーの上は白Tと決まってるくらい

黒と白は反対なんかじゃない
黒と白は仲良し

白が目立つために黒がある
黒が目立つために白がある

親知らずを抜きたい
歯が地形変動でも起こってるかのよう

親知らずがあるなら子知らずあっとけ
名前の理由なんてどうだっていいや

僕が言いたいのはクソくらえってこと


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