野党が一つになるのは「教育」なのか
昨晩は衆議院議員の吉田はるみさんとX(Twitter)のスペースをしました。お聞きいただいたみなさまありがとうございました。シークレットゲストとして入っていただいた望月衣塑子さんにも感謝を。
吉田さんは今年の2月に立憲民主党の若手議員と田原総一朗さんとの勉強会にお邪魔させていただいた際に知り合いました。それぞれの議員さんの得意分野があるなかで、教育への思い、リアル感を分かっているのは吉田さんかなと、その時のご発言から感じました。
後日、議員事務所でお話しさせていただいた時に、かつて大学で教えていた経験もあること、今もインターンの学生さんを中心に「ゼミ」を主宰していることをうかがいました。
そうやって定期的に若い世代との接点を持とうとしていることは素晴らしいと思います。議員さんは地元の選挙区でも永田町でも若い世代と会う機会がない人がほとんどだと思います。
今回、立憲民主党の代表選に挑戦を表明されました。吉田さんは当選1回の一年生議員であり、そうした立場で野党第一党の党首に名乗りを上げるのは異例だそうです。野党第一党の党首ということは総理になる可能性もゼロではありません。
吉田さんが代表選で政策の柱として掲げたいのが何よりも「教育」だそうです。やりたい政策として
・公教育の改革(学校の先生の負担軽減)
・各県の国立大学の支援(地方と都市の教育格差)
・官民一体となったファンドの設立
などを挙げていただき、教育こそが経済政策であり安全保障政策でもあることを訴えたいそうです。
私はあまり党の内部の人間関係のこととか詳しくないのと、憲法改正や原発といった「賛成or反対」で分かりやすく対立に持ち込まれやすいテーマは大きなメディアがやってくれるので、あえて教育のことをツッコんで聞いてみました。
吉田さんは今のバラバラな野党の一致点に「教育」政策を持ち込みたいとも意気込んでいました。そのきっかけが東京大学の学費値上げ運動で、国会議員の中で真っ先に声をあげて議員会館で議員と学生で合同の集会の実現に奔走、国民民主党から維新、共産、れいわまで幅広い議員を集めることに成功したのでした。(自民はいたのか)
今の教育政策は「予算の少なさ」が問題で、上手く今の野党がまとまって財務省に働きかけてほしいなと思います。とはいえ今も各党で細かいちがいはある。教育無償化を憲法に書き込むか(そのために改正が必要か)という議論をしている党もあります。
吉田さんには率先して立憲の代表選から今の教育の構造的な問題点を訴えて、プランを提示し、議論を起こしてもらいたいです。それが自民党の総裁選にも波及したらいいなと。
正直、裏金問題も呆れるし許せないけど、こういう自民党がやらかした時にこそ、政策の話で盛り上がってほしいなと思っています。(あと政治資金パーティーそのものってダメなのか)
いま立憲で名前があがっている野田さんも枝野さんも、今の10代20代はほとんど知りません。民主党政権時代も知らないかなと。
政治に興味はあるが既存の政党には期待できず、先の都知事選では10代20代の40%が無所属の石丸さんに投票しているという事実をどう受け止めるか、を野党第一党になりそうな人達には真剣に考えてもらわないと政権交代は起きない気がしています。
「日本をどうするか」の真剣な議論をしてほしいです。