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【趣味】アイドル鑑賞


*「推し活」と「アイドル鑑賞」

最近は「推し活」という言葉がブームになるくらい、多くの人が自分の「推し」というものをもっている。

わたしに「推し」という存在ができたのは2012年。
(もうそこから干支を一周してしまったことに驚く)
その頃どころか2010年代後半くらいまいまでは「推し活」という言葉はそこまで広がっていなかった。

そのため、わたしの趣味は「アイドル鑑賞」であり、ある意味オタク感を強く感じた。

わたしが本当に最初にアイドルというものにハマっていたのは恐らく幼稚園のころのモーニング娘。、特にミニモニ。である。
とっとこハム太郎とコラボしたのも相まって、いろんな曲を聴いたりトレーディングカードを集めたいたようだ。
ただ、その頃の記憶はあまりない。

*アイドルとの出会い

沼にハマるほどハマったのが2012年である。

当時高校生だったわたしは部活の遠征で、同じ部活のメンバーのご家族の車に同乗させてもらって会場へ向かっていた。
そのときに、車出しをしてくれた先輩がアイドルにハマっていたのである。
よくわからないけど、癖のあるワードや音楽、そして曲間に挟み込まれるセリフ。
当時、コブクロやゆず、絢香など繊細に言葉を扱っているような人たちの曲ばかり聴いていたわたしには衝撃的だった。

そのグループはSUPER☆GiRLS(通称スパガ)である。
わたしにとっての初めての推しであり、その後のわたしの青春の全ての期間共にした。
推しメンというのを作らないといけないらしく、ちょうど新曲が出ていたのでそれを見ながら推しメンを吟味していた記憶がある。
わたしの初めての推しメンは渡邉ひかるちゃんだった。
学生時代は地方九州に住んでいたためほとんどイベントに行くことはできなかったが、大学生のとき唯一北九州に来てくれたときに行くことができた。
生で見るアイドルは本当に素敵だった。

この同時期に同じ先輩は、ぱすぽ☆(PASSPO☆)もよく聴いていた。
そのため、わたしはPASSPO☆もよく聴くようになった。
スパガはザ・王道という感じだったが、PASSPO☆はちょっとかっこいい曲も多くて、それぞれを好きになっていた。
このグループの推しメンは増井みおちゃんだった。

大学時代はYOSAKOIをやっていたこともあり、自分も踊って表現する側の人間として、グループで活動する中で、自分もアイドルのようにと思いながら活動していた。

*本格的な沼へ

わたしの「推し活」に転機が訪れたのは2018年である。
学業の都合で東京に行くことになり、現場が一気に近くなったのだ。
イベント当日に起きてイベントに行くかを決めることができる距離感。
大学時代に地方で一度だけイベントに行ったが、そのときはお金もあまりなく、帰りの電車の時間もあったため1回だけ特典会に参加したことがあるのみだった。
まず、東京に来てから一番好きだったスパガのリリースイベントに足を運んだ。
特典会では1レーンに3人ずついる握手会が実施された。
もちろん、推しメンのところに並んだ訳だが、他のメンバーもとてもいい子で可愛かった。
わたしが好きなアイドルは、AKB48や乃木坂46などに比べると知名度は高くなく、また男性メインの現場であるため、すぐに認知をもらうことができた。

「認知」をもらう、これこそが沼への入り口である。

Twitterなどにリプを送ったりインスタに投稿したりすると、次にまたイベントに行くと名前や顔を覚えてくれているのである。
そんなの嬉しくない訳がない!

次に私は、個別イベントというものに足を運んだ。
好きなメンバーひとりひとりと握手ができて、少し話す時間があったり、ツーショットやグループショット撮影をすることができる。

あんなに憧れていた推しと写真撮影してお話ができる世界線。

そして、こうやってイベントに足を運ぶと自然と同じグループを推す友だちができるのである。
友だちができるとイベントに足を運ぶことがより楽しくなる。

また、同時期に同じ学校に通う人の中にアイドルが好きだという同性の友だちができた。
お互い地方出身のため、限られた時間でふたりでイベントに足を運んだ。
お互いの好きなグループを教えあって、それぞれのイベントに足を運んだ。
これがわたしと虹のコンキスタドール(通称虹コン)との出会いである。
推しメンは大和明桜ちゃんになった。

夏にはお台場でTOKYO IDOL FESTIVAL(通称TIF)が行われる。
学校の友だちとは一緒に参加できるのは最初で最後だと言って3日間フルで参加した。
学校でタイムスケジュールと睨めっこしながらどのグループをどの会場で見るかという、二人のタイムスケジュールまで作っていた。
夏の暑さに体力を奪われながらもとても楽しい思い出ができた。

友だちに当時、
「どうせ来年から仕事でお金稼ぐんだからたくさん貢いじゃえ」
と言われていた。

わたしは卒業してからも、仕事のイベントと休みが被れば、イベントの時間よりも移動時間のほうが長い遠征をしていた。

*アイドルとしての推しとの別れ

2012年から意外にも順調に推しメンを応援していたわたし。
ある日突然、推しメン卒業ラッシュを迎えるのである。

①2018年9月 PASSPO☆解散
②2019年1月 スパガ 渡邉ひかる卒業
③2019年12月 スパガ 石橋蛍卒業

初めて好きになったアイドルの初期から活動していたメンバーの活動終了にとてもショックを受けた。
PASSPO☆は中野サンプラザの解散ライブを観に行くことができたが、渡邉ひかる卒業公演は観に行くことができなかった。
また、渡邉ひかるちゃんを推していく中で出会ったのが石橋蛍ちゃん。
とてもいい子で、ひかるちゃんの卒業後は彼女を応援したいと考えていたのだが、適応障害により活動終了。
最後のブログは涙なしに読むことができなかった。
今はどこかで元気で幸せに生きていて欲しい。

そんな中で、わたしはグループとしてスパガやPASSPO☆を熱心に応援することができなくなり虹コンへの沼にハマっていく。

*コロナ禍と推し活

むしろ世の中で「推し活」というワードが流行ったのはコロナ禍だったわけだが一方でわたしの熱は少し冷めてしまう。

現場で生で楽しむことが好きだったわたしにとっては、会うことができなくなり少し情熱は落ち着いた。

それでももちろん好きではあったので、家で音楽を聴いたり動画を見たりして楽しんでいた。
そのころは虹コンが地上波で番組もやっていたので、それが毎週の楽しみでもあった。

2022年には虹コンは武道館公演を開催し、大きな会場でのライブは初めてでとても興奮した。
煌びやかな衣装で踊る推しはとても輝いていた。

*推し活と観光

わたしが大学4年のころにAKB48の姉妹グループSTU48が結成された。
推しメンは兵頭葵ちゃんである。
一期生だが、最近選抜に入ってくれるようになってとても嬉しい。
わたしの専門とそのグループに近いところがあり、興味を持った。

とある仕事で、STU48のMVのロケ地に行くことになった。
今までのアイドルグループのMVももちろん日本国内で撮影されることも多かったのだが、あまりきにしたことはなかった。
しかし、いざ撮影地と言われるところに行くとここにいたのかという感動が湧き、ロケ地聖地巡礼という観光旅行をも始めたのである。

まだ全てを回ったわけではないが、仕事をしながらその隙間に聖地巡礼という趣味ができたのはとても楽しかった。

ライブに行ったり、聖地巡礼したり、アイドルを応援することで新たな土地に行くことも多くなった。

そして、奇跡的に一度だけ、グループのメンバーとお仕事をさせてもらえたときはとても嬉しかった。

*12年目の趣味「アイドル鑑賞」

振り返ってみると、もうこんなに長い時間、わたしはアイドルに支えられて生きてきたのだと感動した。
それぞれの曲に当時の思い出があり、曲を聴くたびに胸がザワザワしたり懐かしくなったりする。

今は、前ほど熱心にイベントに通うことはなくなったが、やはりライブに行くと感動するしいいなと思う。

趣味「アイドル鑑賞」なのは、特定の推しを応援しているのではなく、幅広くいろんなアイドルの曲を聴いているからである。
ハロプロも4846Gもカワラボもその他諸々も…
主に日本のアイドルグループが好きである。

今、わたしが推しているグループは主に3つ。
①STU48
瀬戸内7県を拠点にしたAKB48の姉妹グループ
楽曲はAKB48と乃木坂46の間くらいの王道だが爽やかさと優しさのある、まさに瀬戸内ぴったりのグループだと思う。
このグループのおかげでわたしは瀬戸内がとても好きになった。
②虹のコンキスタドール
デビューから10年を超えた中堅グループ。
わたしは基本的には王道正統派が好きで、そこにぴったり当てはまるグループである。
とにかく夏曲がいい。冬曲もいい。
③Hey!Mommy!
こちらは2021年デビューとまだ若いグループ。
PASSPO☆の元メンバーで振付師の槙田紗子氏がプロデュースするアイドル。
最初はプロデュースするっていうので興味持ったグループだが、曲はとても盛り上がってライブがすごく楽しかった。
お笑いのセンスもなかなかで、トークも面白かったりYouTubeでも笑える。
わたしはまた彼女たちと武道館に行きたいと思った。
ちなみに推しメンは作島藍ちゃん。

そんな感じで、わたしはこの子が卒業したら最後、新しい子は推さない!とかいいながら次々に魅力的な子に出会ってしまう。
彼女たちがカフェに行けば同じところに行ったり、ライブで追っかけして観光したり、わたしの日常に彩りを与えてくれる。

まだまだわたしはこの沼からは抜け出せそうにない。

4000字近くも熱く語ってしまった。
原稿用紙10枚分じゃん…
ここまで読んでくださった方がいれば、本当にありがとうございます。

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