チンタラ族とイラチ族
スリランカを思う。
行ってみたい国の一つ。
僕のイメージは古臭くて
未だに教科書に出てきた内戦
たしか、、
そうそう
シンハリ族とタミル族の
凄まじい抗争
シンハリ
チンハリ
チンハラ
チンタラ?
そうだ。
チンタラ族のことを書こうと
確か12年前くらいに思ったんだけど
[せっかちなバカと思われたくない]
との理由で脳内会議でボツにしていたのだった。
チンタラ族
なかなか定義することは難しいけれど
今、(T_T)な顔で読まれているあなたのために
なんとか僕なりに表現して
あなたの脳内で出現させてみたいと思う。
梅田の地下街を想像してみてほしい。
阪急電車側に、
歩くエスカレーターがある。
オートウォークというらしい。
(今知った)
あの歩くエスカレーターで
ど真ん中を携帯見ならがら
チンタラ、タラチン
チンタラ、タラチンと
まるで自宅の廊下のように
ゆーったりもそもそ
我が物顔で歩いてる奴がいる。
まだ20代だったので
一応脳内でそいつのふくらはぎを
カーフキックで破壊していた、都度。
携帯を見て歩いて不幸が起きるなら
自業自得で知ったこっちゃない。
だけど、片側によらず
我がもの顔でど真ん中で
チンタラ、タラチンとは何事か。
貴様は大名か!
僕は早歩きで追い越しざまに
蹴りたい衝動を抑えながら
ツッコんだ。
チンタラ族に年齢性別は関係ない。
チンタラ歩くガキもいれば
チンタラ歩くジジババもいる
別に歩くのが遅いことが問題じゃない。
人混みのど真ん中で
チンタラする図太さと
自分が片側に寄ることで
急いでる人が追い抜きやすいという
そんな配慮さえできない想像力の欠如
20代の時分、僕は察した
コイツらは多分、人じゃない
妖怪なんじゃないかと。
梅田の地下街を練り歩く
妖怪・チンタラ族。
あれから僕は海外に渡ったが
やはり、海外にもいる。
エスカレーターのど真ん中に陣取り
スマホを見てゲラゲラな強者。
もはや、チンタラですらない
エスカレーターにチントンだ。
(チントン: 赤ちゃんが座ること)
僕はもう、ギリ中年であるので
流石に蹴りをイメージしたりはせず
[いや、邪魔なっとるがな!]
と、優しめのツッコミで
思い切り
頭を叩くイメージくらいしかしない。
excuse me, can I pass by?
と、ボソボソ言いながら
頭を(脳内で)叩きながら追い抜く。
チンタラ族には年齢性別だけでなく
もはや国籍も関係ない。
チンタラ分布マップとか
アプリ開発して頂きたいものだ。
チンタラ警報みたいな形で
○○地下街でチンタラ族発生中!
って、プッシュ通知ほしい。
お祭りなどのイベントとか
通勤ラッシュとか全く因果関係なく
どうでもいい時間帯に
突然目の前に現れるから厄介だ。
予測のしようがない。
妖怪なので同じ奴が
ある日はクソジジイ、
ある日はクソアマみたいに
姿形を変えて
日々出没してると思うとゾッとするし
それに
僕らはやっぱり、聖戦を挑まねばと
思いを新たにする。
シンハリ族とタミル族の比喩は
いささか不適切で不謹慎な気がするが
イラチ族はチンタラ族撲滅を誓う。
チンタラ族とイラチ族による内戦(2021〜)
教科書にいつか載るかもしれない。
ちなみにイラチとは関西弁で、
せっかちな人だ。
語源はヤマタノオロチから
来ているそうだ(てきとう)。
[見た目のわりにイラチやな!笑]
と、職場で散々言われた。
僕は昔から、
人混みのでは常に早歩きだ。
ラーメンの行列を見た瞬間諦めて
カップラーメン買うタイプ。
歩くエスカレーターで歩かない人は
便秘でお腹でも痛いのかな?
と心配してしまう。
で、僕らの歩みを止める存在が
チンタラ族となるわけだ。
こうやって書いてみると
なんとも不思議なもので
チンタラ族もイラチ族も
同じくらいヘンテコな気がする。
[マイペース]を履き違えすぎた妖怪
[無駄な時間]の削減命な化け物
イラチ族の中でも
和平を重んじる穏健派の僕は
地下街に
イラチ族専用レーン(早歩き用)
と
チンタラ族専用レーン
(あんぽんたん&ちんぽんたん用)
を設定してくれたらなあと願う。
歩くエスカレーターには
ど真ん中に3秒以上立っていたら
終点で係員に
キンタマもしくはマ○タマ(架空)を
思い切り蹴り上げられてしまう
そんなルールを運用して
世直しして頂きたい。
えーらいこっちゃ♪
えーらいこっちゃ♪
と
常軌を逸したもの同士の
踊り狂う聖戦。
そう
最初から狂っている。
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