アラフォー子持ち公務員ワーママ、転職活動をする①きっかけ編
去年の今頃、転職活動をしていた。
結論から言っておくと、結局、転職はしていない。
当時「公務員だけど、ママだけど、転職ってできるの!?」といろいろ検索して参考にさせていただいていたので、わたしの転職活動についても思い出しながらまとめてみたい。
なんの参考にもならないかもしれませんが、こんなn=1もあるんだな、程度にお読みいただけたら幸いである。
※※面白味はないです※※
転職をしようと思った理由
基礎自治体の公務員は、部署によってまったく仕事が変わる。そして、3〜5年ごとに異動がある。
私はずっと公務員しか経験がないので、民間企業のことはさっぱりわからないのだが、公務員にとって、この異動がいい面もあり、悪い面もある気がする。
出生届からはじまり死亡届まで、戸籍、税金、保育園、学校、道路、公園、福祉、まちづくり、保健所、年金、介護保険など人の一生涯に関わるありとあらゆる分野の仕事がつまっていて、異動するとすべて一から勉強することになる。
そして、部署によって、忙しさもまったく異なり、日付が変わるまで残業しまくりの部署もあれば、残業のほぼない部署もある。
(大学生のときのわたしは「公務員って9時5時で残業なしでしょ?」となめたことを思っていたが、違った。)
そして、それぞれの仕事の性質も違い、合う合わないの相性もある。
去年のわたしは、自分とまったく合わない系の部署にいた。
それまで経験したいくつかの部署ではそれなりに苦労や大変なこともあったが、なんとかやれていた。
なんかもう、去年の部署は本当に相性が悪かった。
課のメンバーははいい人ばかりだったけど、仕事で関わる方々との相性も正直よくなかった。
さらに、合わない通常の業務にくわえて、新規事業が舞い込み、それがまた、わたしにとっては苦手で難易度の高い業務だった。
家事育児は夫に丸投げで残業する日々が続いて「なんのために働いているのかわからん」状態に陥った。
課のメンバーもみんな忙しく、それでもわたしは子どもがいるということでかなり配慮していただいて、はやく帰っている方だった。
それも心苦しかった。
朝の出勤時間もはやく、小学生のこどもたちを置いて出る。
まだ入学したばかりで不安定な下の子が、登校する時間になると行き渋って泣いて、上の子が困って電話してくることもしょっちゅうあった。
仕事がパンパンだったので、それに対して冷たく「ママもう仕事だからとにかく学校行って!」って言い放って電話を切っていた。
泣きわめく下の子に「もうしょうがないから学校休んでいいよ」と電話で伝えて、学校に行かせずに一日中、1人で留守番させたこともあった。
小学1年生なんて、まだ親に付き添われて登校してる子もいるのに。本当にかわいそうなことをしていた。
当時のこどもたちに申し訳ない。
早く帰れた日も、とにかく心も体も疲れていて、こどもの話をゆっくり聞くとかできず、ぼーっとスマホをいじったりして、「ダメな母親だ」、と落ち込む負のループだった。
休みの日も疲れて寝ていた。
今思うと、子どものこととかは時間休とか使いながらうまくやればいいのに…と思えるのだが、頭も心もパンパン状態で冷静な判断ができてなかった。
まさに、宏樹状態(ドラマ「わたしの宝物」で仕事で追い詰められた宏樹が家族に冷たく当たる様子から作った造語)である。
↓宏樹のこと↓
※ここでは転職のきっかけの話なので、マイナス面ばかり書いてしまったのだけど、「わたしに合わなかった」だけの問題で、もちろんとってもいい面もあります!!結局辞めてないし!!
あと、わたしじゃなくて協調性のある普通の有能な人なら全然もっと上手くこなせてるはず!
エージェントに登録する
なんせ就職活動すらしたことがないので、右も左も分からない。
とりあえず友人Mちゃんが「リクルートエージェントに登録すべし!」と教えてくれたので、登録する。
(持つべきものは常に頼れる友人Mちゃん!!)
年度途中に欠員が出ても部署に人員が補充されないので、1番迷惑がかからず辞められる年度末で退職、4月採用を目指すことにした。
12月の評価面談で上司に退職を報告できるとちょうどいいな、と思い、10月くらいから転職活動を始める。
エージェントさんとの最初の面談で
「書類通過率は9%です。10社送って1社通るか通らないかなので、ちょっとでも興味のあるものはガンガン応募してください」と言われる。
ほほぅ、通常の人で、9%なら、
・転職市場で需要のないといわれる公務員
・35歳以上
・なんの資格もない
・なんのスキルもない
・子持ち
という、五重苦をかかえるわたしなら、1%くらいかな、と頭のそろばんをはじいた。
この時の希望としては
・リモートワークができる(こどもにいってらっしゃい、おかえりが言える!!)
・残業少ない
・家から遠すぎない
・年収は下がってもいい
・できれば大きめの会社の一般職
ちなみに、わたしは年収が下がってても精神的・時間的負荷の少ない仕事を求めていたのですが、わたしの公務員としての経済的安定性ありきで結婚してくれた夫からは猛反対されていた。
当時は「理解してくれない!」と思ってたけど、今思うと配偶者に「年収半分になりまーす!(だから、養ってね、テヘペロ☆)」て言われたら嫌だよなーって気持ちもわかる。
家事負担も年収も夫のが大きかったからぐうの音も出ない。
長くなったので続きます。