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『雑文集 田村真夏』吐き気がするほどゲームをする生活からの脱却を試みる

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<< 一生家にいたい(2020年5月1日の日記)

 1997年、ポリゴンショックという事件があった。同級生の中には「体調が悪くなった」と言う子もいれば、「何も起きなかった」という子もいた。詳しくは覚えていないが、大きな話題になったのは確かだ。当時のわたしは、ポケモンすら知らなかったので、その記憶が自分の中でうまく結びついていない。ただ、「子どもたちに大人気のアニメで大事件!」という空気はあって、わたしたちもその一部に巻き込まれていた。でも、わたしはそこに参加できなかった。親の方針でアニメやゲームを禁止されていたからだ。

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1,858字
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作家・文筆家「田村真夏」が、これまで16年間書いてきたエッセイ・日記をリライトし、まとめたものです。一直線ではいかなかった半生を描きました…

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