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『雑文集 田村真夏』コロナ禍で大学の人々と再会し、「怒り」を思い出した話

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 2020年5月。コロナ禍で仕事が続き、体調を崩してしまった。外出自粛よりも、出勤のほうが身体にこたえる。社内の混乱や情報伝達ツールが定まらないことが原因で、自律神経が崩壊しそうだ。SlackでもChatworkでもいいから、家のPCやケータイで使いやすいツールを導入してほしい。そんな中、会社の偉い人が「現場で頑張ってくれてありがとう!」というビデオメッセージを送ってきたのだが、自宅からの発信で、背景にはきれいな本が並んでいる。貴族のようなムーブに、心底呆れた。みんな、このストレスフルな状況でどうやって生きているの?

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1,168字
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作家・文筆家「田村真夏」が、これまで16年間書いてきたエッセイ・日記をリライトし、まとめたものです。一直線ではいかなかった半生を描きました…

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