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【227区】撮影者ダイエット日記#89 大人になるってどういう事?

1/15
水曜日
晴れ
体重 85.0kg
今週の走行距離 42km
通算走行距離 2158km

1/9 オフ

1/10 朝5kmjog 1kmave5:36 夜7kmjog 1kmave5:30

1/11 10kmjog 1kmave5:43

1/12 オフ

1/13 12kmjog 1kmave5:44

1/14 オフ

1/15 8kmPR 1kmave4:35

この記事を書いているのは1月13日成人の日ですが、僕の弟は現在大学2年生で成人式に行く前の家での会話に興味深い内容がありました。
そこからある壮大なテーマについて深く自分なりに考えてみたので今回はその事について書いていきたいと思います。

それは

大人になるってどういう事なんだろう?

このテーマは自分なりに「宇宙の終わり」や「生命はどのように誕生したのだろうか?」に匹敵する壮大なテーマと捉えています。
おそらくNoteを読んでくださっているユーザーさんは僕(27歳の若造)よりも歳上の方が多いのと、文章を読む事で物事を考える方々が多いと思うので、ぜひコメント欄にて皆さんの「大人になるってどういう事なんだろう?」というテーマについての見解を教えてください!
そして、このテーマについて答えは絶対に存在しないと思います。
1人1人の所感や思考がその人の答えになると思います。
従って、僕が書くことも一種の考えであり答えではないので、「こういう考え方をする人もいるんだな笑」、これくらいの感覚で捉えて頂けたらと思います!
ただ、真理の探究は1人で考える事ももちろん重要ですが、第三者の意見を介入して、いくつかの意見から自分自身で取捨選択をして答えを求める事も同様に重要だと思っているので、再三ですが皆さんの意見をぜひお聞かせください!

それでは書いていきます!

大人になるってどういう事?

母「ついに、T(弟の名前)も成人だね〜、ここまで健康に育ってくれた事それが何よりも嬉しいよ」

T「ありがとう。(妹に髪の毛をセットしてもらいながら)」

撮影者「成人式ってことはTは今日から大人になるって事だよね、Tにとって大人になるってどういう事だと思う?」

T「うーん、責任を持つことかな?」

撮影者「なるほどね〜、ちなみにK(妹の名前)は今年の3月で大学を卒業して就職するわけだけど、大人になるってどういう事だと思う?」

K「う〜ん、自分で生きていくということかな!てかうるさい!今、Tの髪の毛やるのに集中してるの!」

撮影者「悪かったね、母さんはどう思う?」

(急遽仕事になった父からの着信音)

母「う〜ん、こういう電話に出ることかしら笑」(仲が悪いわけではない)

K「そういうお兄ちゃんは、大人になるってどういうことだと思う?」

撮影者「俺はまだ大人になってないから分からん!笑
でも、強いて言うなら子供になるっていうことなのかな?」

T・K「始まった〜、お兄ちゃんの意味分からない言動」

撮影者「意味分からんよな!笑、まあみんな大人になってないという事だな!」

という事で自分が思った大人になる事というのは子供になる事という考えについてここで発散させて欲しい笑

大人になる事≒子供になる事(プロローグ)

大学時代の話に遡るが、僕はとにかく銭湯が大好きで全国津々浦々の銭湯に入る為に、北海道〜九州まで銭湯の旅をしていた。
僕は所謂銭湯バカだったが、もう1人高校時代の友人でT君というガチの銭湯バカがいた。
※このT君というのが今回の話のキーマンになる人間なのだが主にこの話は僕とT君ともう一人タイトルの伏線回収をするおもろい人間が出てくるので、ぜひ最後まで見ていただきたい。

僕とT君の出会いは中学3年生の夏に遡るのだが、驚く事になんと僕らの出会いまでもが銭湯だった笑(厳密に言うと夏期講習の勉強合宿が行われたホテルの銭湯)

この勉強合宿について説明すると、主に関東圏に展開している学習塾の夏の風物詩的なものでそこに入塾している3年生の数百名以上の生徒(ほぼ強制)がこの合宿に参加するのだが、この勉強合宿がとにかくイカれていた。

5泊6日で長野は白樺のホテルで行われたのだが、朝から夜まで一度も外の光を浴びる事なくただひたすら机に向かって英語と数学の勉強をするという地獄の合宿だった。
もちろん他者との私語は厳禁で、おまけに僕らの先生は前評判から恐れられていためちゃくちゃ怖い先生だった。
怖い先生というのは、基本的に2パターンに分かれると思っていて、怖いながらも情に溢れていて生徒思いの熱い先生と自分のエゴを他者に押し付けてただひたすらに理不尽に怒る先生がいるが僕らの先生はまさに後者のタイプの先生だった。

そんなこんなで初日から誰かが返事をしなかったか何かで連帯責任で怒られまくった矢先、唯一クラスメイトと話せる束の間の時間が与えられた。
そう、それがお風呂タイムだった。
ただこのお風呂タイムも各クラス10分ずつとあまりにも短かかったのだが、僕はそのお風呂タイムがチャンスだと思い初見の男子のクラスメイトに「大変だけど乗り越えようぜ!よろしくね!」と1人ずつ挨拶していった。

その中に1人坊主頭の髪の毛を洗っている少年がいて、時間がなかったのでその少年が髪の毛を洗っている最中だったが「T君って柏校なんだね!俺は隣のK校に通ってるんだけど柏市出身でS中に通ってるんだよ!同じ柏同士よろしくね!」と声をかけた。

結果的に、T君とは情が湧き5泊6日の合宿から解放された後、メールアドレスを交換してたまたま志望校が同じだった事もあり、同じ高校に進学する事になった。

後で聞くと、僕のキャラは強烈だったらしくシャンプー中に自己紹介してくるマイペースさに加えて、昼食中に理不尽に怒られてみんな食べるのをやめて先生のガチギレを聞いていたが、怒られながらも僕だけビーフシチューライスを食べる姿を見ていたらしくこいつは面白いと思われていたらしい。

※この事は僕も鮮明に覚えているが、僕はとにかく理不尽が嫌いでなんで怒られてるのか分からないのに怒られるのが納得いかなかったのと、目の前のビーフシチューライスがあまりにも美味しすぎて温かい内に食べたいと思い、怒られているのにも関わらず気にせず食べていた。(後で優しかった助手の先生にあれはダメだよと軽く叱られた)
長くなったが、これがT君と僕の出会いである。

そんなT君と高校から大学にかけて高校の同級生や他校の友達を引き入れて銭湯同好会のようなものを作っていくのだが、まあとにかくアホみたいに銭湯に入った。

僕の家の近くに、Kの湯という僕の十八番というか、第二の家と言っても過言ではない銭湯があるのだが(今でも週2〜週3は通っている)、その銭湯が僕らにとっての憩いの場だった。
大学4年時はある時間帯に行くと、同好会の誰か1人は必ずいて「ウィッス〜!」みたいな感じになる。
行ける時はほぼ毎日Kの湯に通っていたのだが、ある時僕らは気が付いた。
僕らと同じように毎日決まった時間にKの湯に通っている白髪の老人がいることに。
この白髪の老人が先述したタイトルの伏線回収をするおもろい人間を指す。

撮影者「タッパ(撮影者のTの呼び名)、あの白髪の老人毎日いるぞ」
T「俺らもで草」
撮影者「知ってた?」
T「なんなら、俺はもう会話している」
撮影者「わろた!笑、俺も話しかけてみるわ!」

撮影者「こんばんは!毎日Kの湯にいますね!」
白髪の老人「365日通ってるよ。君たちもほぼ毎日いるよね〜」
撮影者の心情(やばいこの人おもろいw)
撮影者「お名前はなんて言うんですか?」
白髪の老人「つーとん!」
撮影者の心情(?w)
普通、名前を聞いたら中村とか佐藤とか名字が返ってくるのが普通だが、この白髪の老人は迷わず「つーとん!」とペンネームを言った。
撮影者「つーとんさん。。。よろしくお願いします!」
つーとんさん「よろしくね!」

撮影者「タッパ、つーとんさんおもろいわ。後若い、俺らよりも若い、大学生活で人生終了と嘆いている大半の大学生より圧倒的に若い」
T「そうなのよw」

後から、Tから聞いた話なのだが、つーとんさんは当時62歳で本職は自営業で床屋さんをやっているようで、趣味はなんとサーフィンらしい!
60歳を超えているのにすんげーワイルド!自分の心からやりたいことを存分に楽しんでいるようだ!
おまけに髪の毛の乾かし方の癖が凄すぎるのだが、普通はドライヤーで乾かすがつーとんさんはでかい扇風機の前で長い白髪の髪の毛をバスタオルで全力でゴシゴシして乾かす。もうその姿に圧倒されてしまった。
髪の毛が、扇風機に絡まらないかいつも心配に思うが、数年間これでやっているのだ、僕らが心配して声をかけるのはありがた迷惑に違いない。
「つーとんさんってやっぱり面白い人だな」直感的にそう思った。

ある日、台風が関東圏に直撃した日に、僕とTは興味本位でKの湯に行った。
完全に大学生の悪ノリに感じられるが、なんというか好奇心、1つどうしても確かめたかったことがあるのだ。

いつも通り身体を洗い、ほぼ誰もいない内風呂を歩いていき露天風呂の扉を開けた。

T・撮影者「いる」

そこには、大雨と強風に煽られながら炭酸風呂に入るつーとんさんの姿があった。

あまりにも耐えられず、僕は笑い声を口に出してしまった。

その時から、僕らの目指すべき存在というか、憧れる存在というか、カッコいい存在の大人像の1人につーとんさんが加わった。
つーとんさんは自分の心に忠実で、完全に人生を楽しんでしまっている仙人のような人だ。

そこから、そんなこんなで大学卒業まで銭湯に入り続けて大学卒業のタイミングで学位記を持ってつーとんさんと写真を撮ってもらった。もちろんTも。

右がつーとんさん この人に薄毛という概念は存在しないのかも

ここまで約5000字に渡り、長々と文章を書いてきましたが、申し訳ございませんここまでが前置きです笑 ここからタイトル大人になる事≒子供になる事の本質に迫っていきます。

大人になる事≒子供になる事(本編)

卒業を機にTは大手総合商社に勤めたが、事前の配属先希望アンケートで基本的にはみんな第一志望を都内や関東近郊にすると思うのだが、Tはやっぱりおもろいやつだった。
配属希望先の第一志望に九州(大分県)と書いたようだ。
銭湯好きには分かると思うが、大分県は全国一の温泉県である。
そして、大分県を関東近郊から志望するやつも少なかったのか、見事配属先が大分県になった。
Tは喜んで大分県に飛び立った。

たむじょーYouTubeの活動で大分県をはじめとした、九州県には何度も伺っているので、その度に仕事が終わったらTと銭湯に行っていた。
大分県の銭湯は彼の庭なので、大分出張の時は当たり前のようにエスコートしてもらったが1番彼が本物だと思ったのは、僕が熊本県にいる時に九州No. 1のサウナーの聖地「湯らっくす」に一緒に入らないか?とLINEを送ったら下記の画像のように3時間かかるのに彼は大分県の海沿いからマニュアル車をかっ飛ばして深夜1時に集合して「湯らっくす」に一緒に入った。

僕としてはTの勤め先がこんな遠いと
思ってなくかかっても
車で1時間くらいだと思ってLINEしたので
いや、こんな遠いなら申し訳ないからやめておこうと
言ったら行きたいから行くと返事が来た

更に言うと、昨年の5月に僕はベトナム旅行に行ったのだがそのメンバーの中にTもいた。
そしてもちろんベトナムの銭湯調査をすべく、ベトナムの銭湯に入った笑

圧倒的にサウナの温度が低く 水風呂が冷たすぎたがシャワー続きの
ベトナムでお湯に浸かれたのは幸せだった
ちなみにTの腕がムキムキなのは大学時代アメフトをやってたからである

ここまでTの事について言及してきたが、彼はとにかく銭湯が好きすぎて仕方ないという事を理解してもらえたら嬉しい。もう銭湯がないと人生を語れないのだ。

話は一気に進むが、そんなTから昨年末LINEが来た。
「年越しけんび?」というのは、そのフレーズの通りKの湯に入りながら年を越す事を指す。

類というのは、似たもの同士という意味合いで私たちのグループでは
肯定する時に使われる(僕は使ったことがないw)

僕の年越しは、カウントダウンTVでもなく、除夜の鐘でもなく年越しけんびである。
※ここ数年、年越しけんびをした足で銭湯同好会のメンバーとは別れ、そのまま中学時代の友人と銚子まで初日の出をチャリで漕いで見にいく銚子100km〜200kmという頭のおかしな事をしているのだが、その瞬間に生きているという気持ちを感じることができて楽しい。

そしてここからが、この文章の本当に伝えたい事になる。

TとKの湯に集合して、いつも通り身体を洗い、炭酸風呂に入った。
Tが一言喋り出した。

T「K(撮影者の本名)、俺さ〜銭湯やりたいんだよね」

撮影者の顔と目が変わる

撮影者「本気?」

T「本気、休日は銭湯巡りをして、銭湯を譲ってくれる主人をただひたすらに探している、しかも仕事を辞めて銭湯を開業した人がいてその人の話も聞いている。」

撮影者「タッパ、そういうものを見つけることができたタッパはすごい。その胸の思いに従って忠実に生きることで本当の意味で人生が変わるかもしれないぞ。やりたいんだったら絶対にやった方が良い。」

T「その声のトーンとその言葉と説得さ、銭湯を開業した人と全く同じものをしている」

そこからTの夢や思いをひたすらに聞いていた。
場所を変えて、座り風呂で話を聞いていた時に、目の前にある人物が現れた。
いかにもサーフィンをしてそうな白髪の人間だ。
そう365日Kの湯に通っているので、年末年始だろうが関係なくKの湯にこの人間はくる。

撮影者「つーとんさん!こんばんは!」
つーとん「おう!」

もちろん、つーとんさんだ。

撮影者「タッパ、あの顔見たか?俺らが5年前に写真を撮った時と全く変わらない顔をしているだろ?しかも、冗談抜きであの時よりも若く見えるまである」

T「本当だw」(下を向きながら笑いを堪えて頭を抱える)

撮影者「つーとんさんのあの顔を絶対に忘れるな。人は心の中でやりたい事を見つけてそれに忠実に生きると、66歳〜67歳でもあんなに若く見える。」

T「俺、今年フィンランドに行こうと思う」

(フィンランドはサウナの聖地だ)

撮影者「俺も行かせてくれ!俺らの出会いが夏期講習の勉強合宿の銭湯だった事も何かの縁だったのかもな」

T「髪の毛洗ってる時に喋りかけてきた時は流石にビビったが。。。」

撮影者「わろた」

その後、風呂から上がってつーとんさんに聞きたいことがあったので、聞いてみた。

撮影者「つーとんさん、なんか僕らが5年前に会った時よりも若くなっていません?w」

つーとんさん「そうなんだよ〜!もう俺も67歳だけど、色んな人の話を聞くに70歳以降はこれが現状維持か落ちていくかの2択になるらしいよ〜。俺は現状維持できるように頑張るよ」

撮影者「つーとんさんにとって、銭湯ってなんなんですか?」

つーとんさん「う〜ん、病院みたいなもんかな。俺銭湯がないと生きていけないから、行かないと病気になっちゃう気がするんだよ笑」

撮影者「なるほど!深い!てか笑顔が素敵ですよね!」

つーとんさん「好きなことをして生きていけば良いの!それが仕事だろうが、プライベートだろうがなんでも良いの!とにかく好きなことをして生きな!」

大人になるという1つの考え方
それは心の中の思いや好奇心に従って忠実に生きるその過程で色々な試練を乗り越えながら自分自身に強さと自信をつけて独立した心を持ち、後はその好奇心に従って子供のような心で人生を楽しく生きるという事だと思う。
まさにつーとんさんのような人間を指すと思う。
※ここでいう子供というのは所謂一般的に想像されるわがままな子供ではなく、走る事を楽しんでいる子供や野球をする事を楽しんでいる子供の姿を想像してほしい。
子供に責任能力はないが、ここでいう大人は責任能力や人間性を身につけた者であり、更に子供のような自由な精神の持ち主を指している。

ただ、この問題を考える上で重要なのは「色々な試練を乗り越えながら自分自身に強さと自信をつける」という点である。
つーとんさんがどのような人生経験をしてきたかは正直分からないが、この過程をすっ飛ばしてしまうとそれは自信を持ってない自由を求める人間が出てきてしまい舵を切る方向性を見失ってしまう。

※そういう意味では、今の教育も勉強して点数を取る教育が果たして正しいのか?という問いに対して生徒個人の自主性を重んじる教育改革が行われているが、これが本当に効力を発揮するのかという疑問点もある。
おそらく、ヒエラルキーの1番上ではめちゃくちゃ効力を発揮すると思うが、それ以外の層はどうだろうか?
生徒個人の自主性を重んじるという発想は、ある一定層に対しての希望的観測に基づいており、全体の層を見た時に、果たして子供達全員が個人主義に基づいて勉学や部活を行えるかどうかという事を言いたい。
ここら辺の話は全く違う話なので、また今度考えてみたいと思う。

そういう意味で真の大人になるということは、思っているよりも遥かに難しいことなのかもしれない。

以上!

ここまで長く書いてきましたが、これが今までの自分自身の活動と自分の今の現状、そして周りの人間を観察してきて感じた自分なりの大人になるという解釈でした。
ただ、この問いに対して答えはないのと、ここまで書いて思ったのですが、意外と大人になるというのは幻想的なもので、その場所に辿り着いたと自分では思っても、大人になるという概念も正のベクトルに対して同じスピードかそれよりも速いスピードか遅いスピードかは分かりませんが進んでいるから、掴めないというか、そういう意味でやっぱり答えというか真理がないものなんだなと思いました。

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